ジャック・ニコルソンの脚本を「マシンガン・シティ」のロジャー・コーマンが製作・監督した作品でLSDを服用した1人の青年が体験する“幻想の旅”をスクリーンに再現したもの。撮影はアーチ・R・ダルゼルで特殊モンタージュや特殊レンズ、オプティカル処理などを駆使し、妖しく美しい幻想の数々を映像化している。音楽はアメリカン・ミュージック・バンドの演奏。衣裳はリチャード・ブルーノ、特殊セットをディック・バーンとカール・ブレイナードが担当。出演はピーター・フォンダ、スーザン・ストラスバーグ、ブルース・ダーン、デニス・ホッパー、サリ・サッチスほか。
白昼の幻想評論(2)
離婚問題を抱えるピーターフォンダがLSDに挑戦する映画なんだけど、一回決めただけで、ずっとその後幻覚を見続けるだけで映画が終わってしまう。ドラッギーな描写や編集はかっこいいんだけどストーリー性が弱すぎて途中何度も寝てしまい、最後まで見続けるのがつらかった。もうちょっと盛り上げてほしかった。女の子がきれいだったし、コインランドリーの場面は面白かった。
映像が、ザ・サイケデリック。LSDをキメて見えるものの映像化に挑んだ作品。(本人たちが服用して、というとこもおもしろい)
低予算、この年代として実験的でおもしろかった。
LSDをキメタ時の街の風景の映し方もおもしろい。