新開発の薬品の効果で、超肥満体からスリムに変身した大学教授が巻き起こす騒動を描いたコメディ。往年のコメディアン、ジェリー・ルイスの傑作喜劇「底抜け大学教授」を、「ヴァンパイア・イン・ブルックリン」のエディ・マーフィ主演(一人七役)でリメイク。監督は「エース・ベンチュラ」のトム・シャドヤック。脚本はシャドヤック、「ジム・キャリーのエースにおまかせ!」の監督でもあるスティーヴ・オーデカーク、「星の王子ニューヨークへ行く」「ブーメラン」のデイヴィッド・シェフィールドとバリー・W・ブラウステインの共同。製作は「アポロ13」のブライアン・グレイザーと、ラップ・ミュージック界の巨匠で『クラッシュ・グルーブ』(V)などの映画も手掛けるラッセル・シモンズ。エグゼクティヴ・プロデューサーは、ジェリー・ルイス、カレン・ケーラ、マーク・リプスキー。撮影は「エース・ベンチュラ」のジュリオ・マカット、音楽は「ボーイズ・オン・ザ・サイド」のデイヴィッド・ニューマン、美術はウィリアム・エリオット、編集は「幸福の条件」のドン・ジンマーマン、衣裳は「マスク」のハー・グエン、視覚効果監修はジョン・ファーハット、特殊メイクは「バットマン・フォーエヴァー」のリック・ベイカーが担当。共演は「ポケットいっぱいの涙」のジェイダ・ピンケット、「イレイザー」のジェームズ・コバーンほか。
ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合評論(3)
実験が成功して別人のようになってしまったクランプ。カーラがやってきても彼のことがわからないので、思わずバディ・ラブと名乗ってしまった。しかし、痩身の状態は数時間しか持たず、あっという間に元に戻ってしまうのだ。
最後は、太っていても自分らしく生きるのが幸せだという説教で上手くまとめているけど、クラブのコメディアンにしても、クランプの家族(ほとんどエディ・マーフィ)にしても下品すぎてついていけなくなる。
ストーリー: 55
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 70
たいした内容の話ではない。売りの一つは太ったエディ・マーフィーの見た目の変化だろうが、それはまずまず良く出来ている。でもすごいなとは思っても、太ったり痩せたりしたからといってたいして面白いわけでもない。エディ・マーフィーのいいかげんさと喋りが楽しめるが、下ネタが多くて下品だったりやりすぎな部分もある。
昔見た時にはそれほど響かなかったが、
今はよく分かる。