宇宙のとある惑星を舞台に、父を殺した無法者たちと戦う青年と仲間たちの活躍を描いたSFウエスタン。ブライアン・デ・パルマの助監督を長年務めた、サム・アーヴィンの監督第3作。製作はヴラド・ポーネスキューとオアナ・ポーネスキュー、エクゼクティヴ・プロデューサーは『パペット・マスター』(V)など、SFやホラー映画専門の監督・プロデューサーとして知られるチャールズ・バンドで、彼の主宰するフルムーン・エンターテインメント作品。脚本はピーター・デイヴィッド、撮影はアドルフォ・バルトーリ、音楽は「レイジング・ケイン」のピノ・ドナジオ、SFXは「恐竜時代」でアカデミー賞にノミネートされた人形アニメの第一人者、デイヴィッド・アレンと彼のプロダクション。出演はリチャード・ジョゼフ・ポール、「レッド・オクトーバーを追え!」のアンドリュー・ディヴォフ、「ゼイリブ」のメグ・フォスター、「スター・トレック」シリーズのジョージ・タケイ、「アダムス・ファミリー」シリーズのカレル・ストライケン、ソウル界の大御所で「あなたに降る夢」などで俳優としても活躍するアイザック・ヘイズら。94年ヒューストン国際映画祭金賞受賞。
スペース・リザード3001 宇宙の極道蜥蜴評論(1)
題名から蜥蜴が主人公かと思っていたら、蜥蜴は敵のボス。
カウボーイ姿のならず者の蜥蜴人間が手下と美しい悪女を連れて、小さな町を襲いに来る。
そこで保安官が殺されてしまい、保安官とゆかりのある若き主人公が戦うお話。
本作では当時としてもなかなか珍しいストップモーションを活用した特撮が観られ、SF要素も入りつつも、西部劇の王道を観ているような感覚で観ていられた。
しかし最後が少しあっけなすぎるかな、というかんじである。