復活の日

自然の迫力が随所に観れます。

40年前にたくさんの時間かけて撮影されたんでしょう。
圧巻。

コロナ騒ぎの今、考えさせられるストーリーです。

原作未読
人間の倫理的なというか、難しい問題を次々とぶつけられる。心理描写が相まって物凄く胸をえぐられる。生きることは難しい。
終盤の重要な展開があっさりしすぎな感じがした

今、本当にこんな時代が来てしまったことが恐ろしい。小松左京はすごい。この当時の映画の熱量と勢いは凄まじい。

つまらぬ潜水艦の浮沈など大味凡庸な9割我慢でやっとポスターの草刈正雄を確認する作業。

不細工な外人を脇に谷村な主題歌を外人に歌わすだけで優越感を得られた幸福な昭和。

ど素人、角川春樹のカメオで画が一気に死ぬのも定番。

こんなコロナの今だからこそ語る価値は低い一本と言おう。

今となってはツッコミどころ満載のトンデモ作品。
あんまりにも描写が稚拙過ぎてギャグに思えてくる。
およそ監督はミスマッチだとしか思えないが、何を撮っても深作節が出ているので逆にすごい監督だと認識させられる。
ただそれがものすごくこの作品と合ってない。
うな丼にビーフシチューをかけて食べるがごとく合ってない。

原作を読んでハードなSFをイメージされるなら観ない方がいい。
とにかく深作欣二が好きなら観ておいて損はない。
フランス料理作れといい材料揃えたのに作ってみたらうな丼。
うな丼をものすごく上手く作れる人はどんな材料揃えてもうな丼しか作れなかった。