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キャンディ評論(6)
定職に就かない自称詩人のダニエル(ヒース・レジャー)はこうやってキャンディ(アビー・コーニッシュ)と恋仲になり、やがて彼がやってたドラッグに興味を持った彼女がずるずるとジャンキーへの道へと突き進む。金が無くなったら親に無心。頭の中は詩とドラッグだけのダン。どうしようもないダメ男ぶりが似合ってました。そして、よき理解者であるキャスパー(ジェフリー・ラッシュ)も曲者で、大学講師の職を得たのに一緒にラリったりしているのです・・・
とりあえず2人は結婚するものの、収入源といえば、キャンディが体を売ったりしている始末。大金を手に入れたりもするけど、結局は悪銭身に付かずといったところでしょうか・・・。まぁ、ヤク中から抜け出せないのは戒めとして、結末も理解できるし、つい大人目線で彼らを見てしまいます。
愛し合う2人は羨ましくもあるけど、共感はまず出来ないと思われる映画で、芸術家としても魅力がなかったところが残念でした。まぁ、イギリス産のドラッグ映画よりはほのぼのとしてるし、どこか大陸的な心まで感じてしまう。あれは若気の至りだったなぁ~と回想する作者の気持ちも伝わってくるのです・・・が、とても眠かった・・・
痛々しく苦々しい登場人物は共感できるものではないが、お互いだけが全てのような恋の始まりから、やがてすれ違いが生じていき、恋が終わっていく(その様子を本作では天国 heaven・地上 earth・地獄 hellの3章に分けて描いている)――その様子は切なく儚い。何かを取り返したいと思っても、もう取り返しがつかないところまで堕ちていく。悲惨な物語だが、ラストにはかすかな希望も感じられる。
主人公のヒース・レジャーや、共演のジェフリー・ラッシュもいいが、何よりもヒースの相手役でタイトルロールを演じたアビー・コーニッシュは、次期ボンドガールとして名前も挙がっているのもうなずける魅力だ。今回はかなり破滅的で汚れな役だが、もっと輝くような役も見てみたい。第2のニコール・キッドマンになれるか?
だからどんな出会いに導かれたのかが気になる、
それが物語りの理由であるべきだったと。
それともそれもどこかに隠されていたのかも
私にとっては「描きたい絵」を描きたかっただけに見えて、
だからその分、柔らかなひかりがとても優しく、
何も残さないようにふわりと過ぎていくひとつひとつのシーンが
琥珀色の香水のように後姿を残していきました。
二人の間にあった愛のことは、
体温を感じるくらいに伝わってきて、あの昼下がりがほしくなる。
男の人の長い腕や肩幅と、女の人の華奢なウエストや白い肌、
どんなに自堕落で救いようのないほど惨めでも、
その美しさはずっと、画面に溢れてた。
今の私はちょっとおかしいので
ダンがいつショックガンで頭を打ち抜くのかと、
そればかり待っていたのだけど、
最後まで生き延びたのはダンだったから少し驚いた。
でも二人とも生きていてよかった。
死んでしまえば何もない。苦しみのない世界の誘惑は甘く憧れるけど、
誰かと思いあう、その温かさを知っていれば生きていける。
かもしれない。かも。
「堕す」ことへの認識の違い。
でもあんなの悲しすぎる。
悲しみでしか変化していけないなんて残酷。
だけど、誰かと苦しみを共有するのは到底不可能でも、
それを諦めたらもっと寂しい。
どんなときでも、どんなことがあっても、
私の体温は私だけのものになってほしくない。
キャンディきれい。
ヒースレジャーの瞳は深い緑色をしていた。
羽根のように二人は、重力なんて感じなかった。
映画が終わったときにその反動が少し。
男とは本当にどうしようもなくても愛する人への愛が本物なら魅力的に見えてしまうものなんだなぁ。
ヒースレジャーの魅力が(色んな意味で)詰まった作品。
ストーリーそのものはありがちで既視感を覚えた。しかし演出や描き方はうまく、なかなか見応えのある作品。
全てが黄金に輝いて見えた幸せな時期から、すれ違いが生じ、そして全てが崩れ落ちていく過程はよく描かれている。だが、そもそもなぜ二人があれほどまでに愛し合っているのかが描かれておらず、序盤は感情移入できなかった。
主演のヒース・レジャーの演技はさすが。どうしようもないダメ男ながら、キャンディへの愛情を深く瞳に携えたダンを演じていた。またキャンディ役のアビー・コーニッシュも、儚さと脆さと、そこから零れ落ちるキャンディ本来の美しさを見事に表現していた。
ラストはほのかな希望を感じさせると同時にどこかもの悲しさも。個人的には少し意外な展開だったが、救われた思いだった。