さんかく
プロット
日本
06月26日 2010 台灣上映
窓のしずくと動く赤ん坊
プロット
アメリカ
07月07日 2001 台灣上映
さくらん
プロット
日本
02月24日 2007 台灣上映
ぼくの伯父さん
プロット
フランス・イタリア合作
04月12日 2014 台灣上映
プー あくまのくまさん
プロット
イギリス
06月23日 2023 台灣上映
はいからさんが通る
プロット
日本
01月01日 1987 台灣上映
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さんかく窓の外側は夜評論(19)
北川景子の使い方が贅沢すぎて笑った。
テレ朝ナイトドラマのよく出来てる版。
尺的にひとつの作品としては丁度いいとは思うけどこのキャストでTV版観たいです。
キチンと捉える訳じゃなく流して観て楽しめるみたいな。
滝藤さんがいいアクセントになってます。流石です。
飛び抜けた華がある訳じゃ無い(失礼)けど総合的になかなか良く纏まった佳作。
次回作あるのかなぁ…?
■今作の印象
・序盤、幼い頃から幽霊が見える事に悩まされて来た三角(志尊淳)が、除霊士、冷川(岡田将生)に”サンカク君・・。” ”ミ、ミカドです・・。”などと、BL風のアプローチをされ、更に胸に掌を載せられて、
”ああ‥、こんなに良く見えるのは、君が初めてだ・・。”
などと言われながら、マンマと冷川の助手になってしまう流れは、
ー ”お、BL風のお二人が仲良く除霊して、ハッピーエンドかな?”
などと有り得ない妄想に耽りながら、志尊さんの”戸惑う表情”に、
”この素敵な俳優さんって、絶対に、その気があるよなあ・・”
などと、ファンの方から飛び蹴りを食らわされてもおかしくない”邪気に満ちた心”で鑑賞・・。ー
◆が、今作はそんなに柔な作りではなかった・・。(反省。茶化してすいません・・。)
・哀れな子羊かと思っていた三角が、連続殺人事件を呪いで引き起こした女子高生、英莉可(平手友梨奈)と冷川の哀しき過去を透視し、彼らの現代での所業の根源を突き止めていく姿と、霊を信じない半沢刑事(滝藤賢一:邦画の良きバイプレイヤーである。どのような役も熟す、この方が出演するだけで、映画が締まる。)と冷川の幼き頃からの”ある悲惨な事件”を通しての関わりが徐々に分かって来る過程で、物語に何時の間にか引き込まれる。
ー そして、人の愚かしき性が併せて描かれる。
それは”信じてはいけない禍々しいモノ”を信じる事で、自分の存在意義を見つけようとする人々の哀しき姿。
ある意味その犠牲となった幼き冷川と英莉可の姿が描かれることにより、現代の彼らの所業が分かるという作品構成の妙。ー
◆この時点で、救われるべきは冷川と英莉可であることが、明白になる。
◆言霊、結界、呪、という陰陽師が使用していた言葉を使っていた冷川自身が、彼に掛けられた”呪”により、哀しき事件を引き起こしていた事実が分かった際に、幼き冷川の傍に寄り添った三角の優しき姿。
ー 冒頭の二人で焼き肉を食べながら、契約を交わすシーンが、ふと思い出される。ー
◆英莉可も同様で、仲の良かった三人家族に入り込んだ”禍々しきモノ”に家族を壊された恨みが、彼女にあの”穢い、呪われた結界”を作らせたことも、キチンと描かれている。
<最初は、斜に構えた態度で見ていたが、いつの間にか画面に吸い寄せられた作品。幾つかの瑕疵はあるが、見応えがある作品であると思います。続編はあるのかな・・。>
■蛇足
・”呪”を掛けられた者が眼から血を流すシーンは、ヨルゴス・ランティモス監督の「聖なる鹿殺し キリング・オブ・セイクリッド・ディア」を容易に想起させる。
今作の、第二作があるならば、是非、あの不条理な世界観を醸し出すレベルの作品を期待したいものである。
「呪ってやる」レベル。
『重力ピエロ』では、謎に包まれた爽やかな青年を演じていたが、本作『さんかく窓の外側は夜』では神秘的な大人となって登場!
またしても予想外の展開に巻き込まれていく。
本作は「霊」と「呪い」と「過去」が複雑に作用しあって真実に近づいていくため、知りたい欲求が上昇していき集中力が途切れない。
除霊師(岡田将生)と、霊が視える男(志尊淳)のバディに加え、自分が体験しない限りは安易に「信じない」という刑事(滝藤賢一)がほど良い距離感を保ちながらコンビを組んでいて、彼らの関係性が足りないものを上手く補完しあいながら物語が進行する。
そして呪いを操る女子高生(平手友梨奈)の登場で、より物語が大きく動き出す。
「幽霊より人間の方が怖い」という言葉が印象的だが、他人の事件を解決していくだけでなく、目を背けたくなるような登場人物たちの深い心理描写まで見えてくるところが感情に響いて、忘れられない映画となった。
私はホラー映画は苦手な方だが、本作の「幽霊より人間の方が怖い」という視点に妙に納得でき、霊の描写などは怖がらずに済んだ。