チェーン・リアクション

キアヌリーブスとモーガンフリーマンの演技がいいですね。

世間的に評価は低いが、公開当時劇場で観てとても楽しめた作品のひとつ。何よりも本作の一番の魅力はCシステムという劇中暗躍する組織の存在。この組織に対する情報を少な目にしていたことが効をそうしてか、より謎めいていてかなり魅力的な悪役となっていました。幹部同士の牽制もあり作品に深みを与えていた。
キアヌ演ずる主役の若き科学者は、共に逃走する女性科学者にけして手を出さないところなど、そのストイックな姿勢は今まさに良い人キアヌをこの頃から体現していたとも思える。アカデミー賞に良い人賞があれば確実にキアヌは授賞してるだろう。
冒頭での大爆発や可動橋での逃走劇などアクションも随所に散りばめられていて、納得のゆく作品でした。評価が低めのため星を多めにした。

無理あるなあ、というシナリオには目つむりたい。ただ、やっぱり逃げながら自分で自分を追い込んでいく本末転倒な展開（犯罪しまくり）を気にするなと言われても、やっぱり気になる。
でも、90年代ぽいスケール感のハリウッド作品ということことで、好ましくもある。映画ってかんじ。

キャストは豪華、内容は普通だった。

冒頭の水素爆発？のシーン、迫力ありましたね～！ 監督が同じなせいか端役で『逃亡者』と同じ面々が(笑)