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雨の町 プロット 日本 03月25日 2006 台灣上映
雨のアムステルダム プロット 日本 03月21日 1975 台灣上映
雨の轍 プロット 日本 07月06日 1993 台灣上映
光の雨 プロット 日本 12月08日 2001 台灣上映
雨の詩 プロット 日本 11月12日 2022 台灣上映
シェルブールの雨傘 プロット フランス 02月21日 2020 台灣上映
雨のニューオリンズ評論(3)
劇中、ナタリーウッドが私はみんなのおもちゃ(Property)じゃないという台詞が伏線で、中盤に彼女自ら差し押さえ資産になってしまうことに由来する
しかし邦題の方がより本作の雰囲気と余韻を良く現していると思う
舞台はニューオーリンズとメンフィスを結ぶ鉄道が走るミッシシッピ州の田舎
時代は大恐慌の後1930年代初め頃か
ロバートレッドフォードもナタリーウッドも魅力が存分に発揮されている
チャールスブロンソンは大して良い役でもなく彼の魅力は全く活きていないので勿体ない
ロバートレッドフォードの役どころは鉄道会社の今風に言えば本社人事部リストラ推進担当
各地の鉄道拠点に行っては、何名首を切るかを現地の所長に宣告して、リストラ指名リストを作らせて、誰を首にするのか決定する仕事
恨まれる仕事であり、つらい精神を蝕む仕事だ
若きレッドフォードはその役どころがぴったりだった
ナタリーウッドもまた、そんな男の心を軽くさせる奔放な女性の役どころに上手くはまった
構成も冒頭とエピローグがつながるなど良く練られている良作
少女の語りでその後の姉の運命を、そして少女と母の現在の境遇を少女の乱れた髪、姉の汚れたブカブカのドレスを着させることで知らせてくれる
余韻が残るエンドシーンだった
この田舎町に住む人間全てがクズ
子供だけがまだ染まっていないが、ウィルももうその予備軍だ
田舎町から出る覚悟、一歩踏み出し自立する勇気と努力がなければ、ニューオーリンズに向かうレールの上を伝い歩きしてるのと同じだ、何時まで経っても着かないし、いつも同じところで転んでしまうのだ
本作のテーマはそれだ
ニューオーリンズの雨のシーンが雰囲気があり良い
主人公の住むアパートの外観が同じニューオーリンズだけに「欲望という名の電車」のアパートに似ている
またニューオーリンズの特徴として黒人の子供達のダンスシーンもあり楽しい
前半ナタリーウッドが話すメンフィスのピーボディホテルは実在の4つ星ホテルで豪華ホテルで名高い
特にホテル内でのアヒルの行進が有名
映画ソウルメンでは主人公達がそこで泊まるシーンがある