それでもボクはやってない劇情

「Shall we ダンス?」の周防正行監督、11年ぶりの新作は、痴漢冤罪事件をテーマにした社会派法廷ドラマ。通勤ラッシュ時に電車に乗っていたフリーターの徹平は、電車を乗り換える際に女子中学生から痴漢行為を問いただされ、そのまま駅事務所、そして警察へと連行される。警察、検察の執拗な取り調べにも、徹平は「ボクはやってない」と答え続けるが……。主演の徹平に加瀬亮、共演に瀬戸朝香、役所広司ら。

それでもボクはやってない演員

それでもボクはやってない劇照

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それでもボクはやってない評論(20)

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主文、評価は満点と評す。日本の裁判制度の矛盾点と冤罪事件で被疑者とされた者と弁護士による国家権力に抗う姿、それによって正しき主張をも蔑ろにしてしまう社会の醜さをも描いた本作は大いに評価できるものである。

折りしも1月19日富山県では2002年にレイプ罪で懲役3年の判決を受けた男性が無実だと分かったと報道されました。本人が自供しないのに状況証拠のみで公判を維持してきた愚行により一人の男性の大切な時間が奪われたのです。自供しなくても有罪になるなんて、恐ろしい現在の司法制度。この映画の趣旨のひとつと同じように、裁判所はとりあえず有罪・無罪を決めるだけの機関であることが浮き彫りにされた事件でした。

映画では大森裁判官(正名僕蔵)が無罪病だと言われ、無罪判決を出すこと裁判官が官僚側から見て厄介者として扱われていることも注目すべき点。「疑わしきは罰せず」の精神という根本的な考えを持ってる裁判官は昇進もできないし、下手すると左遷させられる。一体誰のための裁判なのかという問題点も提示しています。警察も検察も起訴したからには被疑者を有罪にすることに躍起になる。彼らにとって不利益な証拠は不見当として提出しなくてもいいという問題点もあった。民間企業で「その資料は不見当です」なんて言ったら即刻解雇されてもおかしくないのに・・・

この不条理な司法制度を家族ドラマを敢えて一切排除して、監督の言葉にあるように「裁判が主人公」として描いたことは潔かった。そのおかげで家族に感情移入することなく公正な目で裁判そのものを見ることができました。時間は多少長くも感じられるものの、公判の冷たい空気がそのまま映画館の観客席にまで伝わってきているように思えるほどでしたし、舞台もとてもシンプルだったので、裁判の臨場感がまるで傍聴席にいるかのような気分にさせられ、「起立っ」の号令では思わず立ってしまいそうになったくらいです。

月刊シナリオを映画を観る前に読んでいたので、とてもわかりやすかった。鑑賞中はむしろ俳優の演技に釘付けになり、いつもは穏やかな小日向文世の憎たらしさにむかつき、光石研の演技力にほれぼれさせられました。そして、加瀬亮や瀬戸朝香の演技ももちろんよかったのですが、山本耕史演ずる現代の若者の姿がとても眩しいほどでした。さらに、「痴漢の真犯人はお前だろ」と言いたくなるような田口浩正や、傍聴オタクという今まで映画やドラマでは登場したことのないようなキャラの山本浩二も印象に残ります。

それにしても取調官の作文能力は見事でしたね~ブログ記事を代わりに書いてもらいたくなったほどです。自白供述書はこんな風に作られるのかと空恐ろしくなりました。そんなこんなで寒々とさせられることばかりでしたが、観終わって帰ろうとしているときに観客の一人にヤクザっぽい男が腕を組んで考え込んでいる姿を発見して、ますます寒くなりました・・・

☆たまたまアンビリーバボーを見ていたら、氷見事件のことを放送していたので、拙ブログより転載。当時は違う仕事だったのですが、今はタクシー運転手のkossy。他人事じゃない!と感じてしまいました。〈2007年1月映画館にて〉
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2時間弱という長編映画でしたが全く飽きずにのめり込んで観る事が出来ました
冤罪って本当怖いなと感じました
私は女なので男の人達の気持ちは分からないけど、そーゆー場面での男の人達の肩身の狭さ、弱さが伝わり何だかなぁと思います
警察官も裁判官も駅員も傍聴マニアもみんなみんなイライラする!!!被害者の女子高生にもイライラしました....
よく分からない、覚えてないって本当にずるい言葉

あーむかつく!!!でもこれがリアルなんだろうね
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当たり前のように「悪魔の証明」を求めてくるような取り調べと裁判。

被害者、警察・検察、裁判官と、それぞれにはっきり悪意があるわけではないのに
ある種の怠慢さというか慣習というか思い込みというか、そういうのが積み重なって
結果「国家権力」によって小さな個人の人生がめちゃくちゃにされていく。

誰にでも起きうることだと思うし、そのことが下手なホラーよりもよっぽど怖い。

取り調べや裁判の過程など、かなり詳細な説明もしてくれるので
みんなが一度は見ておくべき作品だと感じた。
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法廷劇の映画といえばすぐに思いだすのは、1957年のシドニー・ルメット監督の映画史に残る名作の「12人の怒れる男」とか、1958年のビリー・ワイルダー監督の「情婦」、1962年のロバート・マリガン監督のアラバマ物語とかですが、本作に一番近いのは1956年の今井正監督の「真昼の暗黒」ではないかと思います
冤罪が起きるメカニズムはその作品に余すことなく描かれています
本作はそこに人質司法という日本の司法制度の欠陥をえぐり出しています

2019年の年末に世界を震撼させた、映画さながらの日本からの脱出劇を決行したカルロス・ゴーンの事件は、本作を観れば彼が主張していた人質司法の非道さの意味を、自分のこととして感じることができます

日本は法秩序が確立された先進国と思っていましたが、一皮むくとどこぞの国のような非文明国であったのかと唖然としてしまいます

明日、自分に本作と同じことが降りかかってもおかしくないのです

恐ろしいことです
21世紀にも関わらず戦前の尻尾が生き残っている世界があったのです
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ネタバレ! クリックして本文を読む
日本における裁判制度が抱える問題点を鋭く批判し、法の番人たる裁判官の真実追求から逸脱し形骸化した仕事振りを告発した、メッセージ性の強い社会派映画。まず脚本が見事。演出と主演の加瀬亮が次に見事。この脚本、演出、演技は、兎に角素晴らしい。主人公が痴漢に間違えられるシーンを省略して、本筋とは無関係の痴漢事件のエピソードを挿んで、痴漢冤罪の関心を高める導入部が巧い。また、後進の司法書士に正義の理想を説く部下を左遷させて、自らが公判の裁判長に成り代わる狡猾な裁判官の暴露も興味深い。題材に対する取材力とその見せ方が練られていて感心してしまう。
法廷の過程と主人公の私生活の背景説明のバランスの良さ、オタク傍聴人の程よい絡み具合など、単調な流れに陥りやすい物語に引き寄せ飽きさせない技巧の高い脚本構成力。理知的な映画の視点が全編に行き届いた、映画監督周防正行と映画俳優加瀬亮の真価を知らしめる日本映画の秀作。日本の闇に挑んだ表現者の正義に拍手を送りたい。

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