蒲田前奏曲
プロット
日本
09月25日 2020 台灣上映
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
プロット
アメリカ
08月21日 2020 台灣上映
三本木農業高校、馬術部
プロット
日本
10月04日 2008 台灣上映
建築家の腹
プロット
イギリス
05月01日 1988 台灣上映
幸福の設計
プロット
フランス
01月01日 1900 台灣上映
生活の設計
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
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前田建設ファンタジー営業部評論(20)
マジンガーZ世代ではないですが、もちろん知ってますしアニメ部分は身震いします。「バカな事に命を懸けろ」と箕輪厚介(幻冬舎編集者)は本で書いていますが、「バカな事にどれだけ熱中出来るか」がテーマだと思います。自分の映画生活にも通ずる物があります。
高杉真宙が熱く語るシーンでは号泣。今年NO.1でした。
わたしたちの知り得なかった知識を授けてくれたり
空想の翼を与えられ、やがて発想の泉に着水させてくれたりします。
成功を納めた科学者や技術者の中にも、
「子供のころ見たアニメやマンガから着想を得た」
ことを公言する方もいらっしゃいますよね?
自分だけが納得して無理に筋を通そうとすることを
屁理屈と言いますが、
元来、科学者や技術者は良い意味で理屈家だと思います。
自分にも相手にも納得させる論拠を示さないければ
気のすまない人種なのだと思います…
そういう意味では、着眼点は変化球でいてド真ん中!
実に的を得た内容でした!
大げさ感もケレン味も、プラスに働き
転換された熱に当てられ、
次第に伝播していくグルーヴ感に胸熱!
原作ファン、永井 豪ちゃん先生ファンなら
「ニヤリッ!」な描写と展開!
…たぶん、知らないけど、ゴメンなさい。
だけど、これだけは分かる。
真剣な大人はカッコいい! そういう大人になりたいぜ!
賛:やる気がなかった社員達が、ブッ飛んだ企画に渋々関わっていくうち、次第に仕事の魅力に目が輝いていく姿に、沢山笑って感動もさせられるよう。彼らを取り巻く人々の熱意も、どこかユーモアがあって楽しい。
否:どうしても似たようなシーンが続いていくので、興味を惹かれないと退屈してしまうかも。
マジンガーZの知識は、特段なくても大丈夫そうです。
突拍子もない企画を前にして、最初はやる気ゼロだったはずなのに、渋々関わっていくうち次第に建設の魅力に惹かれていき、1人1人がイキイキと輝き出す姿に、働くことの楽しさを改めて感じさせてくれるようです。個人的には、高杉真宙さん演じる1番冷めていたはずのドイが、
「あんなスゴいダム作ったウチが!横移動1つ出来ないなんて笑われますよ!!」
なんて熱いセリフを言うまでに変わっていったのが印象的でした。
そして何といっても、そんなファンタジー営業部を取り巻く人々の変化も、この作品の魅力だと思います。ともすれば荒唐無稽な企画なのに、ライバル会社も含めて協力してくれる人々が、みんな超真面目に
「地球の危機ですから。」
「地球の危機だろうが!!」
と本気を出してくれるのが、コミカルでおかしくも何故か感動してしまうのが不思議です(笑)。
どうしても似たようなシーンが続いてしまうので、人によっては少し退屈してしまうかも知れませんが、冷めていた主人公達のまさかの大活躍に沢山笑って感動させられる、そんなお仕事エンターテイメントです。是非ご覧になってみて下さい。
建設業は高度経済成長時代を象徴する業種だ。しかし、その時代は終わった。ダム建設など過去の栄光と技術を持て余した社内の人間が新たなフロンティアを空想世界に見出す。空想や虚構も現実の技術で根拠を固めれば、本物になる。人はそうやって新しいものを築いてきたし、人類の進歩はそういうものだったはずだ。人間というのはそういう風に現実と空想の混沌で生きているものだと思う。
この現実と空想の混沌具合が実に上手く表現されていた。本当の掘削の現場を撮影しているかと思えば、アニメの中の通信機が出てきて、モニタのアニメキャラを会話している幻想シーンにシームレスに移行してみたり。原作ブログにはまだまだネタがあるので、続編のストックは充分、銀河鉄道999編やガンダム編も観たい。