天国に行けないパパ
プロット
アメリカ
03月23日 1991 台灣上映
にがい米
プロット
イタリア
03月20日 1952 台灣上映
明日、君がいない
プロット
オーストラリア
04月21日 2007 台灣上映
僕がいない場所
プロット
ポーランド
10月13日 2007 台灣上映
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
プロット
日本
09月01日 2023 台灣上映
私にも妻がいたらいいのに
プロット
韓国
01月01日 1900 台灣上映
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天国にちがいない評論(4)
細かな小品の連なり内容的には映画のようには見えないかもしれませんが、圧巻の映像そのもので見事な映画となっていました。映画をつくるならば最低限のこのぐらいの映像の質を求めたいところなんですけれど…今の日本映画では皆無です。
パレスチナとかイスラエルとかアラブとか、見る前に多少分かっていた方がいいかもしれません。ただでさえ難しいところなので、知識として身につけることは難しいのですが、全く知らなければこの作品を見る価値はほぼありません。
一方、公式サイトには、ご丁寧にもストーリーがすべて書いてあるのだが、文章で読んでも全然面白くない。
そのギャップが見所だ。なぜ映像にすると、可笑しくなるのか?
ただ、スレイマン監督は台詞よりも、画や音楽で語らせる作風のようで、「東京フィルメックス」における監督とのQ&Aを聴かなければ、自分にはよく分からない映画であったことも確かだ。
監督自身が登場するのは、この作品が監督自身の全く個人的な話だからという。
「パリの日本人」も、実際にその場で経験したことだとか。
「鳥」のシーンも監督自身の経験に基づき、映画においては一部はCGだが、基本的には訓練された鳥を使っているそうな(笑)。
このような、ちょっとシュールな日常のスケッチの集積で作品が構成されている。
「天国にちがいない」という題名は、願望でもあり、失望でもあるのだろう。
故郷とパリとニューヨークでは、それぞれ違う世界がある。
しかし、「今や世界中がパレスチナ化している」という。そこが「故郷との類似点」だが、直接に政治に係わる内容ではないし、その意味するところは、自分にはよく理解できなかった。“開かれた自由で平和な社会”という意味でないことは確かだろうが。
本サイトの「生きる全ての人に素朴な疑問を投げかける意欲作であり、パレスチナの愛と苦悩、そして世界の不条理」という評は、誇大である。
映画の中でもプロデューサー風の男に突っ込まれていたが、パレスチナだけがテーマではない。
あえて言えば、「人間の愛おしさ」がテーマであろうか。迷惑な隣人も含めて・・・。
セリフを極力排除したコメディだと、最近でも完全無声の『ブラ!ブラ!ブラ!』があったけど、エリア・スレイマンのそれはかなりストイックな作り。
セリフが必要最低限ゆえに場面説明もないため、一体何が起こっているのかが把握しづらい。裏テーマとして、クレイマンの自国パレスチナの現状をシニカルに盛り込んでいるとはいえ、そうした前情報を入れてないと本当に分からないと思う。
プレス試写で観たけど、案の定試写室ではかなりのイビキ音が聞こえていたし。
『ブラ!ブラ!ブラ!』もそうだったが、テイスト的にはジャック・タチ作品に近い(宣伝ではやたらと「現代のチャップリン」を推しているが、ちょっと無理あり)。植田まさしとか東海林さだおの新聞の四コマ漫画や風刺挿絵を観ている感覚、とでも言おうか。
断言するけど、スレイマン作品を今まで観たことがない人がいきなり本作を観ると、かなり辛いと思う。出世作となった『D.I.』あたりを先に観てから臨んだ方がベターかも。
予告で勝手に思い描いていた作品とは違ったなぁというのが率直な感想。まぁ公開規模等々からそこまで大きな期待はしていなかった分残念感はなかったと言ったところか。
この作品は日常生活において1%くらいの確率で起きそうな奇想天外な出来事やクレイジーな人々たちと主人公が遭遇しそれらをシュールにコメディチックに描いていくコメディ短編が1つの作品となった様なもの。
1つの奇想天外な出来事を1ネタとし、約100分間の上映の中で終始描かれるため作品のコメディ感と合わないと非常な退屈な時間を強いられる。
ネタとしては何十に上るだろう。
僕はこの作品のコメディ感とは全く合わず非常に退屈さを感じた。
一応飛行機、公園のベンチの取り合い、スーパーマーケットでの銃の装備のシーンあたりは少し笑わせてもらったが殆どはさっぱりといったシーンが多く退屈であった。
作品の雰囲気や構成なんかは昨年の11月頃に見たホモサピエンスの涙と似ている様に感じた。
また上映後にこの作品の時間が100分と知った時はそれ以上に長く感じた。