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モナリザ プロット イギリス 03月21日 1987 台灣上映
モナリザお京 プロット 日本 06月23日 1971 台灣上映
スマイル 聖夜の奇跡 プロット 日本 12月15日 2007 台灣上映
モナリザ・スマイル評論(5)
日本の1950年代、第二時大戦の後、日本での女性解放、特に、性差別は違憲だなんていう思想はまるっきり育っていなかったと思う。(私感)現代の人々も、これに対する問題意識を持って変えて行こうと考えている人はどのくらいいるだろう。
キャサリン・ワトソン(ジュリア・ロバーツ)は特にベティー(Kirsten Dunst)の人生を変えたわけだ。離婚によって、人生が変わったのが直接の原因だが、先生の影響が一番強く残ったのだと思うからこのような話がかけたのである。ベティーが最後の方で、離婚にイニシャチブをとって、ニューヨークでもう一人の学生と暮らすと言った時、明るい将来が見えた。そして、キャサリン・ワトソンや芸術に対する捉え方が、ベティーの原動力になっていくのを感じた。例えば、キャサリン・ワトソンは絵を一枚鑑賞することにたいしても、いつ描いたとか誰が描いたとかいう事実を暗記したものより、自分がどう感じたかを、それに、期末は他の絵との比較対照分析である。これが芸術に対するリベラルなアプローチかどうかは私は知らないが、明らかに、リベラルな背景を持っている貴重な人だといくことはわかる。
女性が良妻賢母を求められた時代、それだけが全てではない、自分で考えよ、と教えた女性教師のお話。
この主人公、決して完璧ではない。少々押し付けがましく男運もない。そこがなんともいい。演じるJ・ロバーツが魅力的。雪で滑った後の表情とラストに心奪われた。
女学生たちの成長に涙。演じる若手女優もみな素晴らしい。ラストシーンは結構感動します。私にもありました、一度だけ(笑)
もっと評価されていい作品だと思います。おそらく見るたびにより味わい深くなってくる、そんな素敵な作品です。
学生の中ではジゼル(マギー・ギレンホール)の性に対して自由奔放な性格が面白く、彼女を配置することによって現代と過去の学生気質の違いをわかりやすく描いたのであろう。ジョーン(スタイルズ)は早くからワトソンに馴染み、教師の視点で思い通りの道を選ぶと思われたが、意外な方向へとストーリーが進む。しかし、ジョーン側からすると彼女は自由な選択をしたこととなり、ワトソンが教えた自立とは違うものの自らの意志を持っていたのだと思う(ここにはワトソンは矛盾を感じなかったのか?)。全体的にも、自由・自立を教えようとする割に、結局はワトソンの思想を押し付けて生徒を自分の思い通りにしようとしていただけのような気もして、納得がいかなかった。
基本の筋は、ワトソンの恋愛、ベティ(ダンスト)との対立の構図となるのだが、この本線がつまらないのだ。全体の設定や脇の人物の性格の変化は面白いのだから、事件が起きるとか、もっとメリハリをつけるといい映画になったのでしょう。50年代の女性の価値観を学べたというだけだったかな・・・
【2004年8月映画館にて】
主人公は自己流の根拠のない講義をして、それで変革ですか自由ですか、学生に慕われるんですか、意味分からん。