テッド・リッチモンドが製作し、「盗賊王子」のルドルフ・マテが監督にあたったテクニカラーの1953年作品で、ミシシッピ河の河蒸気を職場にする19世紀の紳士賭博師の物語。オリジナル脚本は「密輸空路」のシートン・I・ミラー、撮影は「盗賊王子」のアーヴィング・グラスバーグ、作曲はフランク・スキナーの担当。主演は二十世紀フォックスを離れたタイロン・パワー(「黒ばら」)のほか第1回出演をはじめ、「盗賊王子」のパイパー・ローリー、「怒りの河」のジュリー・アダムスの3人、「世界を彼の腕に」のジョン・マッキンタイア、ポール・カヴァナー「ユーモレスク(1946)」、ジョン・ベアらが助演する。
ミシシッピの賭博師評論(1)
1.ネックレス返却の話は、泣ける → ここだけは、感動した
2.最後はフェロンとアンジェリクが抱擁で終了するが、
それ以前にトラブルが多く、あまりハッピーエンドの気がしない
3.①ギャンブルで負かした相手が自殺した=ジュリアン・コナント
②2股交際を疑われ、決闘を申し込まれた=ローラン・デュルウ
③命を狙われた→正当防衛だが相手が死亡=ローラン・デュルウ
④アンジェリクの新婚相手の銀行家が横領して破綻=ジョージ・エルウッド
4.フェロンは、勝ち方をもう少し抑えた方が良いと感じた
5.恋愛も、これだけゴタゴタあると、感情移入し辛い