おみおくり
プロット
日本
03月24日 2018 台灣上映
ウィロビー・チェイスのおおかみ
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イギリス
07月28日 1990 台灣上映
くりいむレモン 旅のおわり
プロット
日本
02月23日 2008 台灣上映
おれの行く道
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日本
07月12日 1975 台灣上映
おのぼり物語
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日本
07月17日 2010 台灣上映
TAKING CHANCE 戦場のおくりびと
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
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おみおくりの作法評論(20)
イギリス映画にたまにある、ある意味では救いのない、淡々とした映画だった。
単純に良い映画だったとは言えない。
ジョン・メイが故人はどんな人生を送ったか調べてまとめたお葬式の際の言葉には心が打たれたし、親族が参列してくれると分かった時の何ともいえない嬉しそうな顔が素晴らしかった。
だからこそ彼には幸せなその先の人生が待っていて欲しかったと思ってしまう。
ずっと、見知らぬ他人の過去を辿っていた彼は、いつも電車にのるとき、進行方向と逆向きの席に座っていた。
ようやく、彼が彼自身の人生を歩み始めた時、彼は進行方向を向いた席に座る。
その矢先に、ドシャン。
几帳面で誠実で、たったひとりきりで赤の他人の魂を見送り続けた彼の人生は、彼自身の幸せを待たずあっけなく終了する。
しかも、彼がこれまで見送った人間たちと同じく、彼には葬儀に参列してくれる家族も友達もいなかった。
でも、彼は大勢にみおくられた。
彼がこれまで心を込めて、みおくってきた人間たちに。
観終わった今、正直、やりきれない感じもあるけれど、彼は、報われたのだと思っている。思いたい。
遺族への連絡が終われば case closed 極めて事務的。しかし、葬儀を執り行う際はとても細かく、流す曲のCDまで持参したり、神父の読む原稿も書いたりしている。そんなジョン・メイ(マーサン)も家族がいなく、孤独に暮らしている。アルバムには個人のそれぞれの写真が几帳面に・・・
ビリー・ストークの後処理をしようとした時、その案件を最後に突然の解雇宣告がなされる。仕事に時間がかかり過ぎることが理由だ。ジョンは写真をヒントにビリーが勤めていたパン工場の同僚を当たり、元恋人を当たるがどちらも葬儀には参列できないと呆気ない返事をもらう。恋人との間には娘もできていたのに。
ラチェット氏に解雇期限を3日ほど延ばしてもらい、さらに調査を続けるジョン。刑務所での面会記録を調べ上げて、ビリーの娘ケリー・ストークを見つける。彼女もまた参列をためらい、軍隊仲間だったジャンボを教えてもらい、さらに路上生活者を教えてもらう。刑務所ではベルトに噛みついたまま3分半ぶら下がったという逸話も聞いた。ビリーの破天荒な人生に触れたジョンは自分が買っていた墓地を彼のために売り、最高級の棺桶を用意する。
そして、ケリーから連絡が入り、葬儀には参列するという返事。半ば有頂天となり、彼女に会う時のための犬が描かれたマグカップも買った・・・のだが、直後にジョンはバスにはねられ死亡。享年44歳。彼の葬儀は誰も参列せず質素なものだったが、一方、同じ日に行われたビリーの葬儀には彼が会った人たち10数人が参列していた。
ただラストのワンシーンが凄い。墓地から彼が今まで扱った孤独死した人の幽霊が彼の墓所を取り囲む・・・
ラチェット氏の「弔う者がいなければ葬儀は不要」という言葉に共感するかどうか、たしかに死者は葬儀執行者に感謝しないのかもしれない。しかし、信念の仕事、そして死者に対する尊厳、為しえたことに満足するのは否定できない。
22年間コツコツと真面目に働いてきたジョンメイさん。淡々と物語が進んでいきますが
途中はあまり入り込めず寝てしまいました(笑)がラストに展開がガラッと変わります。
終わって見れば「あーもっと人生、人のために尽くしてみよう」と思えました。