ウォー・パーティ
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
ハンティング・パーティ
プロット
アメリカ
05月10日 2008 台灣上映
Genius Party Beyond ジーニアス・パーティ ビヨンド
プロット
日本
10月11日 2008 台灣上映
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パーティ評論(2)
どんな業界でもたまにはドジを踏む問題児がいるものだが、いくらなんでも作りすぎ、バクシ(ピーター・セラーズ)は並のトラブルメーカーを遥かに超越、最早、疫病神か悪魔の領域でしょう。
そんな彼を間違ってパーティに招いてしまったのだから会場はさながら地獄絵図・・。
インドの俳優の設定だからか濃いメークで目ばかり目立ち不気味な形相、悪意はないから始末に困る。監督の流儀なのだから仕方ないがこのわざとらしさを笑える人がうらやましい。
それでもどうにか耐え抜いて、パーティも終盤、小象が出てくるころからは参加者全員でシッチャカメッチャカ、特に主催者の奥さんは悲鳴をあげながら何度もプールに落ちるところは吉本喜劇のようなコテコテさなので大笑い。ブレイク・エドワーズさんは古典的なスラプスティック・コメディの方が向いていますね。
なんでもエルヴィス・プレスリーはこの映画の大ファンだったそう、言われてみればそっくりさんが出ていました。女優の卵のモネ(クローディーヌ・ロンジェ)がギターの弾き語り、「グレートレース」でナタリーウッドがムーンリバーを歌ったシーンを思い出しました。こんなおふざけ映画にヘンリーマンシーニさんも良く付き合ったものだとお気の毒に思えましたがお仕事はきっちりなさっているので敬服です。
冒頭のセットの誤爆のシーンですが続夕陽のガンマン(1966)撮影中にも似たような失敗があったようです。細かいことですがスポーツカーのシーラカンスといわれたモーガン スリーホイラーが登場、カーマニアには受けたでしょう、おそらくマニアや業界人なら頷けるパロディが他にも多く仕込まれているのでしょう。
脚本は考想のみで56ページ、殆どアドリブで撮ったようです。おそらく、これほど酷くはなかったでしょうが似たような打ち上げや業界のパーティがあり、参加者の悪乗りでいっそ映画にしてしまおうぜと盛り上がったのでしょう・・。