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マネーボーイズ評論(2)
映画 #マネーボーイズ (2021年)鑑賞
田舎から都会に出てきて、男娼として生きる青年の物語
LGBTQの人達は、どこの国でも同じように息苦しくもがいているのを実感させられた
中国だからとかじゃなく見られる映画でした
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました。
今年110本目(合計761本目/今月(2023年4月度)5本目)。
※ 試写会は3月31日ですが、投稿日に合わせるものとします(試写会が終わったのが22時だった。このことは以下の投稿ポリシーでも同じ)
オンライン試写会で見ました。
※ いつも利用している(当選すれば)サービスなのですが、なぜか「巻き戻し」ができなかったりという謎の現象があり(時間内であれば巻き戻しはできる)、映画の趣旨的にわかりにくい点があり(だから巻き戻しうんぬんが問題になる)、やや「完全に見切れていない」前提はあります。
※ 便宜上、台湾は独立の国扱いとするものとします。
台湾を舞台にした、いわゆる男娼(死語?)をテーマにした映画です。
ただそれは表面的にそうであるにすぎず、いわゆるLGBTの問題が問題提起されていることはすぐにわかります。
ストーリー自体はこれのみではなく他にもいろいろ動きますが、問題提起としてLGBTの問題を扱いたかったようで、ストーリーが「他にずれる」点はあるとしてもその部分は少な目です(この意味では、ストーリーの理解で混乱するという趣旨はあまりなさそう)。
結局のところ、(日本基準で考えたとき)職業選択の自由他はもちろん先進国における台湾ほかでも(憲法で保障されるか法律で規定されるか等は別として)保障されるはずですが、このようにLGBTの当事者としては、「結果的に」「「やや」違法性が強いか、道徳性に反する」かと思える職業や生業を選んでいるにすぎず、一方で「一般人(ここでは、LGBTの当事者ではない、という意味)から見た職業選択の自由の在り方の押し付け」というのも奇妙な話であり、結局のところ、「各国がどの程度、LGBTほかについて寛容か」ということについて各国で個々の違いはあるとしても大筋で同じであり(日本はやや遅れるとされる)、この点の問題提起(台湾は比較的LGBTに関しては寛容的とされるが、他国ではそうとは限らない)があるのでは、と思える一作です。
なお、映画自体がR15であるため、一部において「行為そのものの描写」がありますが(モザイク等の処理がかからないように配慮はされています)、この点は映画の趣旨的に必要と言えますので、ここは減点なしにしています。
また最初に書いた通り、一部の看板の字幕がなくわかりにくいかな…(字幕の巻き戻しができていればよかったのに…)とは思ったものの、同じ漢字文化圏であることまで考慮すると「理解不可能でもない」(これがアラビア語だの何だのと言われたら絶対わからない)点も踏まえると、日ごろから人権意識ほかにアンテナを持っている方にはおすすめな一作です。