バニシング・ポイント劇情

警察の追跡を振り切りながら時速200キロで暴走する男の姿を鮮烈に描き、アメリカン・ニューシネマを代表する1作となった傑作カーアクション。ベトナム戦争で名誉勲章を受け、レースドライバーや警官の職を経て現在は車の陸送で生計を立てるコワルスキーは、コロラド州デンバーから1200マイル離れたサンフランシスコまで、白の70年型ダッジ・チャレンジャーを15時間で届ける賭けをする。交通法規を無視して暴走する彼を警察が追う中、警察無線を傍受した盲目の黒人DJスーパー・ソウルがラジオで実況中継を開始。コワルスキーの逃走劇は世間の注目の的となるが……。当時まだ無名だったバリー・ニューマンが主演を務め、「荒野に生きる」のリチャード・C・サラフィアンがメガホンをとった。脚本を手がけたギレルモ・ケインは、キューバ出身の作家ギリェルモ・カブレラ=インファンテのペンネームだったことが後に判明。

バニシング・ポイント演員

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バニシング・ポイント評論(11)

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71年公開の本作は、エドガー・ライト監督の『ベイビー・ドライバー』にも影響を与えたという。

本作で面白いのは、なぜ主人公がこれほど“走る”のか、その答えが明かされないところだろう。もちろん、ストーリー上では「翌日までにデンバーからシスコまで新車を届ける」という設定があり、主人公は時間通りに届けられるかどうかをめぐって賭けまでする。しかしだからといって、彼が命がけで、逮捕される危険すら犯しながら爆走する理由にはならない。やがて警察は大包囲網を敷き、ラジオでは盲目DJがアウトローな彼に激励メッセージを送る。

時折挟み込まれるフラッシュバック。それは彼が生きた激動の60年代の傷跡であり、目指す先には70年代。本作はまさにこうした時代のうねりを、爆走する車体とハンドルを握る主人公の体に託した「叙情詩」ではないか。ネバー・ギブアップ。自由を渇望する意志は、ラストシーンと共に永遠に生き続ける。
Hmksogixpns
Hmksogixpns
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最初にクライマックスを見せてから、それまでの経緯を描く作品を見たのが初めてでとても面白かった!
カーチェイスと共に主人公サイド、警察サイド、ラジオ局サイドの3つの視点で物語を展開させていくのもハラハラして飽きずに観れた。個人的には警察を撒く為の作戦には驚いたなぁ…。
ただ、最後までハッピーエンドで終わるんじゃないかって期待してただけに、あの終わり方は哀しかった…。
Gctdxiniieg
Gctdxiniieg
ベトナム戦争、チョッパーバイク、マリファナ、ヒッピー、黒人、ゲイ、そして体制側の象徴である警察やカーボーイ、反体制の象徴であるコワルスキー。

これぞアメリカンニューシネマという作品だと思います。当然作品には、当時のアメリカ社会に対する怒りや反発、悲しみが溢れています。

コワルスキーのゴールは、カリフォルニアです。カリフォルニアは、ヒッピー文化が盛んな自由な場所です。また、反戦運動も盛んでした。

ベトナム戦争で深い傷を受けて、孤高に生きるコワルスキー。コワルスキーが、カリフォルニアを目指す意味を深く考えずにはいられませんでした。

プライマル・スクリームの「バニシング・ポイント」というアルバムがふと脳裏をよぎりました。
wmfcczd
wmfcczd
デンバーからシスコまで車を運ぶ仕事
シスコから持ってきた車をデンバーで引き渡して、とんぼ帰りでまたデンバーからシスコに違う車を運転して帰る

デンバーとサンフランシスコ間はインターステート80号線をずっーーと走りつづけて2000キロ
調べてみると高速で所要19時間とでました
これを主人公コワルスキーは15時間で走ると豪語します
平均速度133キロ
瞬間的にはこれくらいでることはたまにあることですが、平均速度でこれはクレージーです

もう時効ですが大昔、知人の車に同乗してこれくらいの勢いで湾岸線を千葉までとばしたことがあります
死ぬほど怖かったです

日本でいうと青森鹿児島間とおなじ
日本は山や峠が多く高速でも制限速度が80キロの道が結構ありますから所要25時間

シスコはもちろんサンフランシスコのことだと、誰でもそう思います
ところが、終盤でカリフォルニア州警察本部とおぼしきハイウェイパトロールの表示盤に二つの矢印で図示されていたのは、サンフランシスコではなかったのです
本当にただの「シスコ」

そこは表示盤の地図から推測するとインターステート80号線から南に160キロも下がった辺り
スーパーソウルが「ソノラへ通じるドアだけは汚い花が咲いてねえ」といった田舎町ソノラの次の町くらいの設定
田舎の街道がそのままサンフランシスコに通じています

本当のシスコの町はデンバーからサンフランシスコにむかうインターステート80号線の途中、ネバダ州からカリフォルニア州に入ってすぐ、サンフランシスコへは残り300キロの地点にある小さな田舎町
ですから劇中のシスコは、その名前を借りた一応架空の町です

そんな小さな町にデンバーと車をひんぱんにやりとりするような仕事なんかあるわけありません

本当の目的地はやっぱりサンフランシスコのはずです

素直にサンフランシスコと思わずに、警察はデンバーの車屋が「シスコ」とだけ言ったことを四角四面に受け取っただけに過ぎないのかも知れません

しかし、なぜ監督はそんなややこしい設定をしてのでしょうか?

普通に考えたらすぐわかりそうなことも、他人には謎に思えるものだということなのだと、言いたかったのだと思います

バニシングポイントとは遠近法の消失点のこと
砂漠の中を真っ直ぐに伸びるインターステート80号線
消失点から豆粒のように現れ、消失点の彼方に猛烈な速度で矢の様に去っていく白いアメ車
ダッチチャレンジャーのスーパーチャージ
タランティーノ監督の「デス・プルーフ in グラインドハウス」でリスペクトされていました

本作は60年代から70年代初頭のヒッピー文化の盛衰をその白いチャレンジャーのように超高速度で振り返って総括していくのです

60年代
キザな走り屋をクラッシュ
資本家連中なんかクラッシュだ

センターラインを歪ませる
ルールなんか糞食らえ
俺達はやりたいようにやるんだ

砂漠の干上がった塩湖の湖底
誰もやったことのない新しい道を進むんだ
俺達はパイオニアだ

ここから70年代
蛇獲りの爺さん
ちょっと待て、俺達とどこがちがうというんだ?
俺達の行く末かも?

ヒッピーコミューン
俺の目指していた世界とはなんか違う
こんなこといつまでも続くわけがない

ゲイカップル
目的地は同じなのかもしれんが、こいつらとは分かりあえない
ゲイだからいい奴だとは限らない

ヒッピーカップル
ここも俺は居心地が悪い
フリーセックスは良いが、俺には忘れられない女がいるんだ

俺の居場所はどこだ?どこにあるんだ?
だから彼はバニシングポイントに向けてまっしぐらに走るしかなかったのです

盲目のDJスーパーソウルは主人公をヒーローに祭り上げます
それは退屈しのぎの面白半分であり、彼自身の為のラジオを使った反体制な扇動に彼を利用してみようとしただけに過ぎません

だから暴力に屈して簡単に警察に協力します
しかし最後の最後で彼を「もうダメだ」と止めようとしたのは何故でしょう?

かれの目的が分かったからです
自分が暴力に屈して辛い思いをして初めて分かったのです

デンバーの黒人のチンピラも新聞で彼の過去を知って目的が分かったようです
彼からの電話に「バカなマネはするなよ」と言い、電話が切れたあと不安な表情をみせます

目的が分からない?
それは序盤からもう説明されています
途中で挿入されるコワルスキーの過去で、動機もわかるはずです
目的は明確なのです

けれど目的が分からないと警察も悩みます
目的地はサンフランシスコなのは自明の事なのに、カリフォルニア州警は小さな町「シスコ」だと頭から思いこんだように
そんなことは始めから明白なことなのに

チョッパーバイクの気の良いあんちゃんから貰うドラッグはスピード(覚醒剤)

やるよ、すごくあるんだ
そんなに要らねえよ
じゃ要るだけ
どうも

一睡もせず砂漠の一本道を猛スピードで走り続けていたのですから必要だったのでしょう
前日も日中走りつづけてデンバーに着いたのです
2日は寝てないことになります
でもそんなことの説明にこのシーンはあるのでしょうか?

死に急いでいたのです
だからあれほどの走行速度(スピード)が必要だったのです
でも死ぬだけのスピードで十分なのです

人生の消失点に向かって彼はアクセルをベタ踏みします

ヒッピー文化を猛スピードで回顧するかのように西部を走り抜けていく白いダッチチャレンジャー
つまりその白いアメ車は、ヒッピー文化の盛衰そのものを象徴していたのです

そして未来へのバニシングポイントの手前で二つの鋼鉄の壁に阻まれ粉々になってしまうのです

ひとつは普通の一般社会の壁
もうひとつはヒッピー自身が野放図すぎた壁
そんなところだと思えます

カルフォルニアの美しい浜辺での記憶
冬のサーフィンで水死した恋人の思い出
それはヒッピー文化の終焉を意味していたのです

美しい甘美な思い出
今はもう取り戻すことのできない
もはや過去になりつつある記憶

ヒッピー文化の総括を本作は1971年に撮ってみせたのです
それ故に名作なのです
Sxohpmnsikg
Sxohpmnsikg
ストーリーなんて、ありません^^
ただただ最初から最後までダッジチャレンジャー(たしか)で爆走するのみ。

なのに!むっちゃたのしい^^
でもこの映画は好き嫌いが分かれると思います。

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