シングルマザーのボクサーと幼い娘の絆を描いた人間ドラマ。真名美は娘と2人で慎ましくも幸せに暮らしているが、女子ボクシングに打ち込む彼女の経済状況は悪く、娘の養育を義母に任せるべきだという行政の判断に押され気味になっていた。そんな中、正義感の強い真名美は、職場で理不尽な状況に陥った同僚を庇ったことで失業してしまう。新たに老人介護施設での職を得たものの、そこである事故を起こし、ついに娘と一緒にいられなくなる。愛する娘を取り戻すため、ボクシングのファイトマネーで生活を立て直すべくリングに立つ真名美だったが……。俳優・モデルの朝比奈彩が映画初主演を務め、市原隼人、佐々木希、松下由樹、観月ありさ、森崎ウィンが共演。「カノン」の雑賀俊朗監督がメガホンをとり、全編北九州ロケを敢行した。
レッドシューズ評論(14)
北九州が、全面的に支援しているんですね。
主演の朝比奈彩さん。きれいでかっこよくて。すごいですね。
歳のせい?かもしれませんが、主人公のもどかしさ、寄り添う身近な人達の想い、そして対峙する義母の意地、全てが正解です。最初から見てて最後のクライマックスまでたどり着くと勝ち負けはもう関係ない気持ちになりました。試合に負けても自分に勝って、勝ち取ったものは素晴らしいものですね。映画の後のストーリーは一回り逞しくなった主人公が見えました。