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アフターマス評論(19)
どっち目線で観るか、客観的に観るかで感想は違うと思うんだけど、いつも上部だけでしか物事を見れてない自分には考えさせられる作品。
シュワちゃんが出てると先入観が邪魔して又、最後の方に使われるBGMが復讐劇に思えて、頭の中で上手く整理できてない。
その真相究明に執念を燃やす男を演じるサスペンス・ドラマ。
実際に2002年に起きた“ユーバーリンゲン空中衝突事故”を基に、
事故の真相と衝撃の顛末を描く。
白紙で観たので実話だとは知りませんでしたが、
そもそも本作の「ユーバーリンゲン空中衝突事故」も知りませんでした。
冒頭のシュワルツェネッガーのシャワーシーンでお尻丸出しは必見。
本作の構成としては管制官ジェイクと、
事故で家族を失ったローマンの視点を介した形になっているが、
アーノルド・シュワルツェネッガー演じるローマンの葛藤を描いた部分の方が多い。
ひたすらローマンが苦悩するつらい映画である。
シュワルツェネッガーは見事に怒れる男という役柄を演じきっていたと思う。
画面から二人の悲しみと自責感が伝わって来るようで目が滲んでしまいました。
時々挿入される二種類の飛行機雲のカット、それが交わった後には…
複雑な気分ですけど見て良かったです。
この出来事に関する予備知識は持たずに鑑賞。
誰か個人を責めるのは違うということは主人公もわかっているし、そういうつもりではないけれど…この国らしい悪しき体制と考えが招いた出来事とその後の展開に、何ともいいにくい虚しさを感じた。