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OVER DRIVE評論(20)
どうしてこの手の映画って変わらないんだろう(笑)
葛藤あり恋愛あり対立もあり窮地に立たされそして必ず逆転(笑)
もうベタすぎて(笑)
題材がF1だったりMotoGPだったりモータースポーツを取り上げて作られる映画ですがもっと何とかならんものか。
変わったところといえば主役がメカニックよりってだけ。
ラリーは余りメジャーじゃなくてそこを取り上げたのは嬉しいところ。
トヨタのヤリス(ヴィッツ)を出してくるのは太っ腹ですね。
ただそれだけの映画でした。
映画館含めてもう何度見てるかわからないけど、ホントに大好きな作品ですね!設定とか、人物像とか、ツッコミどころもあります。世界遺産や首都高、街中でラリーレースって。。幼馴染にもう嘘付きたくないっていう理由だけで危険を顧みない攻撃的なドライビングスタイルって。。
でも、それが全く気にならないほど、おもしろい。レーシングカーの疾走感!地面を這うような走行シーンとか、引きの画面での走行シーンとか、興奮するシーン目白押し!レーサー直純を軸に進みながらも、篤洋を中心としたメカニックの仕事ぶりもきっちり描かれていてよかった。
最後の水没したマシンを夜通し全力で修理するシーン、修理が終わった後の兄弟のハイタッチ。ここは、めちゃくちゃ胸熱だった。「何が何でも、明日のスタートゲートにこいつを連れて行くぞ!!」で涙腺緩んで、「兄貴が直したら、俺は乗るんだよ。昔からそう決まってるの。」からの兄弟ハイタッチで涙腺崩壊でした。
東出昌大さん、新田真剣佑さん含めてキャストもみんな役にハマっていました!森川葵さんだけちょっとビミョーだったかなー。。
あと、5分のペナルティってものなー。今まで、1秒、コンマ1秒を争ってたのに、1レースで5分のハンデを逆転って・・。
余談ですが、ブルーレイで見ると、若干CG感が出てましたね。。画質クオリティの向上っていうのはスゴいと同時に恐ろしい 笑
壊れたら必ず直す。そして直ったら必ず走る。その、兄弟の絆でこの映画は成り立つと思う。
前半は退屈だったが、最後の車を直す所からは感動的で良かった。
昔と違ってCGやらドローンによって撮影技術も変化しつつある。マックイーン映画がかっこいいからといって、ほぼレース場だけでの戦いは少々飽きてくるものだが、この作品の凄いところは通常行わないであろう公道などでの圧巻のロケだろう。特に世界遺産五箇山でのロケなんてのは道義的にも賛否両論あろうけど、素晴らしい映像だった。
公道でのレースを見ていると、おバカな若者がスピード出しすぎで事故ってたりして大迷惑なのですが、交通をシャットアウトしてまでして開催するラリー競技の金の掛かり方も凄いのだろうと感じる。一般車に近いのでF1よりも親しみが持てるし、日頃の整備工場にも感謝の念が溢れてきます。
ストーリー的にもありきたりだし、演技力もそれほどじゃないのですが、「未完成のパーツを投入して鍛え上げるのがラリー」という言葉に魅力を感じた。いやはや、俺が乗ってる19年目になるセリカも鍛え上げてほしいわぁ・・・