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Our Friend アワー・フレンド評論(10)
試写会にて
2013年、末期ガンを患い自宅で療養中のニコルの病状を娘達にもうそろそろ伝えようと決意する夫婦から話が始まって、13年前、ニューオリンズで記者をするマットと舞台女優のニコル夫妻、そして親友になるデインとの関係をみせたと思ったら、2012年の出来事へ。
物語としては確かに世話になっていた頃もあったし仲良しなんだろうけど、ちょっと自分勝手な様相の濃いマットに対して良くそんなに優しくなれるなと思う程、本当に良いヤツ過ぎてデインのことが心配になるし、時既になところはあったけれど、娘に冷たく当たられながらも変化したマットも、そしてモリーもイーヴィーも、そしてそして勿論ニコルも、大変良くできました。と言ってあげたい感じでとても面白かった。
しかしながら…都度いつの話しか字幕が出るから迷子になることはないけれど、余りにも時系列が行ったり来たりと飛びまくり。
何なら泣かせにくる様な展開でも、浸る間もなくシーン移行。
とても良い話しだし胸熱なんだけど、ちょっと慌ただしいしガチャガチャし過ぎじゃありませんか?
結構蛇足的なシーンも多かったし、もうちょいハブいて、上手くまとめて欲しかった。
洋画をあまり観ないため、どれがどういう経歴の俳優さんとか知らないので、純粋に作品にハマれるかどうかで観ている節はある。今作は病気の妻と献身的に支える夫、その家族を包み込む親友の3人を主軸にした物語。
ごく普通の親友という振る舞いながら、デインがとにかくお人好しすぎる。なぜ面倒を見てくれるのか、間を取り持つのか、犠牲を払えるのか…。そこがはっきりと見えにくいのが作品として入りにくかった所。もちろん、ガンになったニコルに心が痛み、その献身な姿勢はグッとくる。また、家族に良くある、すれ違いと素直になれない空気を取り持ってしまうのも何か特別感がありすぎるというか…。要は、そのフレームに付いてくるべき内心があまり見えないのがイマイチ乗れなかった理由。
映画館で観ればフィーリングは違かったかもしれないが、時系列のミックスは正直辛い。整理するのが大変だからである。その時々で関係性が変わるというのは分かるものの、それを混ぜて見せる必要があったのか…と疑問が残る。凄く良い作品なんだろうけど、それを感じにくかったのが惜しい。
エッセイがベースだけに、大きなサプライズが待っているわけではない。しかし、家族とそれを支える親友が心を通わす刹那は、間違いなく彼らにとって幸せなのだと思える。結婚してからまた観れたら。
#OurFriend/#アワー・フレンド (2019年)鑑賞
#Filmarks 試写会
妻が余命宣告を受けた夫婦とその闘病生活を支える親友を描いた実話のドラマ
苦しい時に心の支えとなった親友のために私生活も犠牲にして献身的に支える姿は凄いですね
主演の #ジェイソン・シーゲル さんがとてもいい