2011年に設立され、13年に劇場公開された短編「陽なたのアオシグレ」やマルコメのカップみそ汁のCMアニメーションなどで注目される新進気鋭の制作会社スタジオコロリドによるオリジナルの劇場アニメーション。とある離島の中学校を舞台に、少年同士の友情を描いた青春劇。文化祭前日、島に観測史上最大の台風が接近するなか、幼い頃から続けていた野球を辞めたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、突然現れた赤い目をした少女ノルダと出会う。監督は、スタジオジブリでアニメーターとして活躍し、「陽なたのアオシグレ」ではキャラクターデザインや作画監督も務めた新井陽次郎。
台風のノルダ評論(19)
危機が去り、ヒロインは束縛から解放され、親友とも和解して、台風一過、一見凄く爽やかなエンディング。にもかかわらず、視聴後の印象がすっきりしないのは、命令違反の特攻要員に帰る場所などないことが容易に想像出来てしまうからだろう。この辺は無駄に設定を重くしたツケだろう。また尺を気にしたのか冒頭部分が説明不足で分かりにくい。赤目で人外だと想像は付くものの、最初は同級生の着替えを覗いてしまったのかとも思ったし、東と西条の関係性も理解出来るまで暫くかかる。もう少し話を整理しないとダメ。同時上映のアオシグレのように映像的な快感の勢いだけでも見所があるとすくわれるのだが、主役の演技の酷さがまた評価を下げている。少しフォローしておくと映像自体の出来は悪くないのでもったいないと思う。
まさに台風のような映画でしょう^^;
同時上映のアオシグレはターゲットがよくわかりません。主人公が妄想好きな小学生じゃあねえ。もっと単純な可愛さを押し出してもいいような気がします。
唐突に女の子が空から降ってきて、それをケンカしてた2人の男子が協力して助ける展開。なぜかペンダントしてるとこも含め少しだけラピュタに似てる。
女の子は小さい宇宙船に乗ってきたがなぜか制服着てる。何者なのか、どこから来たのか、素性は一切不明。ただ最後に「ノルダ」と答えて空に帰っていくだけ(笑)
なのでとにかく説明不足の一言に尽きる。続編やシリーズ出すつもりじゃないとしたら、なぜこんな作品を単発で作ったのかが意味不明。30分弱なので気軽に見れるけどね。
あと主演の男子2人とノルダの声がお粗末すぎ。
全体的には嫌いではないです。
なんとなくでストーリーが進んでいるようにみえて、説得力に物足りなさを感じました。
今後に期待しています。