IMAGINE イマジン
プロット
イギリス
10月09日 2020 台灣上映
イマジン(1999)
プロット
アメリカ
06月08日 2001 台灣上映
イマジン ジョン・レノン
プロット
アメリカ
01月21日 1989 台灣上映
アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌
プロット
アメリカ
11月13日 2020 台灣上映
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イマジン評論(11)
世界観に引き込まれた。
センスよくまとまっていて、
素晴らしい作品。
演技も完璧でした。
目が見えない人々にも、希求したいモノがあって。それはつまるところ'自由'なんだろうな。どんな境遇であれ、人々は自由を求め、そのために闘い、少しずつ勝ちとっていくんだな。
車窓から映し出される、ラストの描写がとても美しくて好きです。
余韻も含めて、作品自体は良作だと思える作りだったんだけど…
「エコーロケーション」
知りたかった今後の新たな可能性については、丸投げの印象。
「なにをしたかったの?」という思いが強く、ラストが噛み切れ無い歯痒さがのこった。
これからの可能性の提示を期待して、逆にに「?」が残った作品。
意地悪な作品は好物だけれど、この質の意地悪はちょっとな…
「音が聞こえない」とは?
「歩くことができない」とは?
普段こんなことを考えることは滅多にありませんが、この作品は「目が見えない」日常とそれに伴う心のあり方を擬似体験することができます。
視覚を制限されても、自尊心を投げ出さずに自己を貫いて生きる姿勢は、身体の不自由以上に精神の自由を感じます。
そして、周囲からの善意であり悪意でもある「危ないから」という圧力。主人公がそんなことにも動じず、武器として身につけた「反響定位」は、私達に生きていく上でのヒントを与えてくれます。
ラストは、目が見える者の「盲目性」を突かれたようで、はっと我に返ります。見えていない、感じていないのは、むしろ私達なんだと。
美しいリスボンの街に靴音がもたらす、自由と自立と自尊心。そして、観た後に感じた春風と開放感。
素晴らしい作品でした。
ラストシーンでエヴァがゆっくりと歩み寄ろうとする姿を、路面電車の車窓から眺めつつ遠ざかる画は、それから先の展開を頭の中のスクリーンにいくつも映し出してくれる。
その余韻はこの上ないものだった。
これほどまでのピュアな感覚を呼び覚ます映画に出会えたことが嬉しかった。
「耳をすます」とはこの感覚なのだ!