「熱帯魚」「ラブゴーゴー」で“台湾ニューシネマの異端児”として注目を集めたチェン・ユーシュンが監督・脚本を手がけ、2020年・第57回金馬奨で作品賞を含む5部門に輝いたファンタジックなラブストーリー。郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋も冴えない日々を送っていた。そんなある日、彼女は街で出会ったハンサムなダンス講師ウェンソンと、“七夕バレンタイン”にデートの約束をする。しかし彼女がふと目を覚ますと、既にバレンタインの翌日になっていた。シャオチーは失くした大切な1日の記憶を取り戻すべく奔走するが……。
1秒先の彼女評論(20)
後半のロケーションの美しさ、
彼の撮った写真にも、うっとりしました。
主人公のバレンタインデーが丸一日無かったのは、人より早く生きていた彼女だったからなのかな。
なぜか、最後に泣きそうになった。
あの日からあの時からの想いが通じたことの奇跡。
どうしてもキス出来ない彼が可愛かった。
最後の最後の写真は、あの後の2人で撮ったのかな?
心がほっこりとする恋愛ファンタジーでした。
歩き方とか動き方で、あーせっかちな人っぽいってわかる。
ちょっとファンタジー入った恋愛もので、優しい話でした。
ストーリー後半に話がつながり始めてからが面白い。
最初はよくあるタイムリープ系か!?と思ったが、そうではなくて時が早く進む人もいれば遅く進む人もいて、その’清算’のしかたは人それぞれ、という設定がとても斬新だと思った。
郵便局に勤めて30代になりまわりから結婚をせかされる主人公の日常に、本作品の核となる時間のズレの要素が加わり、時に笑えるシーンもあればほんわかとして気持ちにさせてくれるシーンもあり、感動を与えてくれるシーンもある。
初めて台湾映画を鑑賞したが、風景は日本の田舎と似た部分があるし、人々の表情の作り方も他の洋画と比べて日本人と似ていると感じ、とても親近感を感じられる作品であった。