1941年の初演以来、約2000回にわたり上演され、45年にデビッド・リーン監督により映画化もされた名作戯曲「陽気な幽霊」を、大ヒットテレビシリーズ「ダウントン・アビー」の監督の1人であるエドワード・ホールと、同作でマシュー・クローリー役を演じたダン・スティーブンスのタッグにより映画化。ベストセラー作家のチャールズはスランプの状態にあった。彼の小説のアイデアは、事故死した最初の妻エルヴィラが生前に生み出したアイデアを書きとどめただけのものだったのだ。ハリウッド進出のチャンスをかけた初脚本の執筆を前に、彼女の力なしでは無理だと思い知ったチャールズは霊媒師マダム・アルカティに頼み、エルヴィラをあの世から召喚するが……。チャールズ役をスティーブンスが、霊媒師マダム・アルカティ役をオスカー俳優のジュディ・デンチがそれぞれ演じる。
ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!評論(15)
スランプの犯罪小説家がネタの為にインチキ霊媒師を招き降霊会を開いたら、本当に死んだ前妻の霊が出て来てしまい巻き起こるストーリー。
夫にしかみえていないけれど確かに前妻は存在していて、現妻とのマウントの取り合いをみせつつ、実は主人公の本は前妻のアイディアを書き起こしたものだったという話が乗っかってくる。
終始ドタバタでコミカルにみせてはいるけれど、やってることは結構怖いしエグいしw
そしてやっぱりそうなるよね、ていうか超有能?までは予想がついたけれど、最後もキレイに?オトしてくれて、長いコントをみている様な気になった。
ー 舞台は、1937年の英国。
時代に合わせた衣装、意匠の見せ方が、流石「ダウントン・アビー」を監督したエドワード・ホールである。ー
◆感想
・前妻エルビラ(レスリー・マン)と、現在の妻ルース(アイラ・フィッシャー)との板挟みになって、オロオロする、犯罪小説のベストセラー作家チャールズ(ダン・スティーブンス)の滑稽な姿。
ー 大体、エルビラの姿が見えているのは、チャールズだけなのである。ー
・怪しげな装飾品満艦飾のマダム・アルカディを演じる超ベテラン、ジュディ・デンチのコミカルな演技も、ソコハカトナク良い。
<コミカルに展開される前半から、後半は予想を裏切られて進むストーリーが、楽しい作品。
二人の妻の愛憎の結果は・・、ナカナカにブラックであるなあ・・。
ヤッパリ、自分の実力で勝負しないとね!
戯曲感が半端ないなあ、と思いながら観ていたら・・。
成程、そういう事ですか!
面白き作品は、色褪せないのであるなあ・・、と思った作品である。>
いくら蓄音機を知らない世代とは言え、もしステレオ並みに外まで大きな音が響くならもう少し、長く普及したかも?
リメイク版の『サブリナ』以来のバカ丸出しの映画。 失礼
1945年の映画の最後の落ちは、やっと二人から分かれることができると思ったチャールズが... 二人の女性からは逃れられないイギリス人流のウイットに富んだ終わり方に比べると... この映画のシチュエーションが上流階級ではなくて、どこにでもいる平民、オッと失礼、一般人と変わらない世相にこびていて、CGを使いまくったことが、霊媒師のマダムをジュディ・デンチなんてゲス、失礼、え~と、気品のかけらもない女優さんを起用するあたりコメディとしては成り立ってはいない。
前作にあたる映画では私生活で奇妙さもあるレックス・ハリソンがチャールズを演じていたけど、彼を知ったころには、すでにいいおじさんだったけど、この映画を見てマッチ棒と言えば語弊があるかもしれないけれどシュッとしていたのには驚かされた... 『クレオパトラ』、『ドリトル博士』そして60年代を代表するミュージカル『マイ・フェア・レディ』... 彼のヒギンズ教授役と並び、映画の中で賭けの対象となったイライザを演じていた清楚を絵にかいたようなオードリー・ヘプバーン... 『マイ・フェア・レディ』の功罪はオスカー8冠だけでなく、ヘプバーンの清楚さを木っ端みじんにするジェラシーと虚栄心と自己顕示欲の悪態を世界中に広めたことかもしれない。
内容は現代風なのにシチュエーションが時代をさかのぼるって... おかし過ぎる。 いっそのこと変なスレッドに合わせたような現在のコメディにすれば良かったのに?
オスカーを獲ったからって、つまらない映画はつまらない
by ハル・ベリー
映画でなく女優さんでした、 失礼
軽い気持ちで楽しめるロマコメでした🥰✨