渇き

6.7/10
共12評論
類型   プロット
時長   133分
語言   英語
台灣上映   02月27日 2010
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渇き劇情

「オールド・ボーイ」「サイボーグでも大丈夫」の鬼才パク・チャヌク監督によるバンパイア映画。アフリカで行われたワクチン開発の実験台となり、その際に輸血された血液のせいでバンパイアとなってしまった神父サンヒョン。幼なじみの妻であるテジュと恋に落ちた彼は、テジュから夫を殺害して欲しいと頼まれるが……。主演は「殺人の追憶」「グエムル/漢江の怪物」の名優ソン・ガンホ。第62回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。

渇き演員

渇き劇照

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渇き評論(20)

Ernganreysc
Ernganreysc
韓流ドラマは好きですが、それと比べると時間が短く役者さんに感情移入できませんでした。自己犠牲だとか生への執着だとかテーマが壮大過ぎたように思います。ヒロインの女性のストーリーが進むにつれての演技は見事ですし、脇役の方たちの演技も印象に残りました。
Ttafdrefneie
Ttafdrefneie
予備知識のないまま観ました。もう少しシリアスな内容かと思ってたんだけど
展開や演出・脚色がコメディっぽく感じたのは私だけでしょうかw
それでもソン・ガンホのシリアスな演技と
キム・オクビンの、童顔だけど妖艶な表情が、このストーリーを
底上げしていたように思います。
Isponsgkhxm
Isponsgkhxm
ネタバレ! クリックして本文を読む
パク・チャヌクとソン・ガンホなので、一筋縄ではいかないだろうなと思って見てみたら、ある意味、やっぱり、すごかった。笑

ウイルス実験の被験者となった、生真面目な神父サンヒョン(ソン・ガンホ)が、一度は死んだものの復活し、輸血のせいでバンパイアになってしまう話なのですが、敬虔な神父にバンパイアを覆い被せることにより、人間の心の渇き(欲望というか煩悩というか性<さが>というか)をあぶり出していくところが、この映画のツボなのかなと思いました。

『オールドボーイ』では、主人公はあることがキッカケ(監禁)で、どんどん、狂気の渦に巻き込まれていきますが、この映画では、神父がバンパイアとなってしまったことで、今までの善良な自分でいることはできなくなり、どんどん暴走していく流れが多少、似ていたような気もしました。

バンパイアになったものの、人を襲うこともなく、意識不明の患者さんのベッド下に横たわって、血液をチューブから、いただくサンヒョンの姿は慎ましかったです。(そういえば吸血鬼定番のキバもなかったような) それに対し、テジュ(キム・オクビン)の変貌後はやりたい邦題で、サンヒョンの手に負えない存在に。虐げられた影のある人妻が、水を得た魚(血を得た吸血鬼)となっていきます。

荒唐無稽というか、救いのないストーリーですが、ラストシーンは嫌いじゃなかったです。

朝陽が昇る前の、青みがかった外の風景が美しかったです。性に執着する女性バンパイアと死で決着をつける男性バンパイアの格闘がすごかったです。太陽の光を浴びて、二人は抱き合いながら、焼け崩れていきます。「テジュさんとはずっと一緒にいたかったのに」というつぶやく言葉に純愛も感じて、切なくなりました。

でも、誰もかれもに薦められるわけではなく、ヘンな映画です。見た後、結構、疲れました。
Imospgsknhx
Imospgsknhx
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相変わらず変態だな、パク・チャヌク…というのが見終わった直後の感想。あ、もちろん良い意味でです。普通じゃないってこと。エロいし、グロいし。バンパイアっていうとやっぱり西洋モノを思い浮かべるけど、東洋のジトッとした感じもよく出ていたと思います。

終盤、ヒロインのキム・オクビンがはっちゃけてからちょっと雰囲気が変わるけど、ここからが本番?という感じで面白かったです。逆にいえば、そこまでがちょっと長かった……。
Pomighsskxn
Pomighsskxn
後半、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の、クローディアとルイスを彷彿とさせる。
でも、あの甘美な世界ではない。
失笑気味のワイヤーアクション。
そしてクローディアのようなテジュは、1、2歳児のような言動とともに、クローディアよりも生々しく露骨な大人の女のいやらしさを振りまいてくれる。
ルイスのような立ち位置のサンヒョンも激しい。思慮深いようなふりを見せるが、結局、短絡的にその場その場の欲求を満たしてしまう。信者へのふるまいも、己のことしか考えていない。どうせ彼らの前からいなくなるのなら、心のよりどころを奪うことはないのに。勝手に理想化されて荷が重いのはわかるけれど、その理想化をあんな形で撃ち砕かれた心の傷には思いやれない。
そんな激しい展開から、『インタビュー・ウィズ・バンパイア』とは、まったく別の世界を見せてくれる。

一歩間違えれば、三流映画にもなりかねないが、受賞するような映画に仕上がっているのは、やはり役者×演出×映像の力。

特に、ガンウを巡る心象風景ともいえる、ガンウとテジュの夫婦の寝室での、サンヒョンとテジュのまぐわいシーン。これほどまでに、怖くて不気味なシーンを見たことがない。よくあるホラーのただ驚かす場面とは一線も二線も画す。
マザコンのヘタレ男として登場したガンウ。演じるハギュン氏がすごすぎる。

また、後半眼だけで演技するラ夫人(テジュの姑)を演じるヘスクさんの存在感。
あの、殺戮乱闘の中、床に転がされているラ夫人の眼差し。封印していた良心を揺さぶり起こされてしまうあの一瞬。そしてサンヒョンとテジュの行く末を見つめる眼差し。
この目があるのとないのとでは、物語における緊張や、いろいろな意味づけ(ここは映画の中では明確に語られていないので、鑑賞者がかってに想像するしかないが)が、多重的になる。単なる、ロマンティックな逃避行にはさせてくれない。

なんて映画だ。

と、いろいろな映画賞を受賞したのもうなづける。
演出や映像、役者の、職人芸的技の複合芸術と、私が好きな要素はたくさんあるのに、二度見る気がしない。

『悲しみよりもっと悲しい物語』といい、『母なる証明』といい、なんて自分の”欲望”に忠実なんだ。他人を利用してでも叶えてしまう”望み”。
養い子に対するあの仕打ち。”犬”といって憚らないことが、まだまかり通るのか。
包帯姿のサンヒョンを退院させてしまう”あの機関”。日本ならあり得ないだろうなあ。ましてや”研究機関”なんだから、その後を経過観察しなくていいのか。なんて乱暴な。自分の変化に気が付いたサンヒョンが逃亡するのならわかるけれど。そして、異変に気が付いても”機関”に戻らないサンヒョン。その後の経過観察をしないで、その後の責任を取らない関係機関。第二のサンヒョンが生まれたらどうするんだ。
と、脚本のミスなのか、韓国でも”当たり前”なのかわからないけれど、こんなところが受けつけない。

ああ、私は韓国と相性が合わないのかもしれない。
私にとって、異文化理解はまだまだ先のようだ。