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ディナーラッシュ評論(13)
あまりフードとは関係がなく
ただ金持ちがやってるそこそこ有名なレストランの1日という感じだった。
前振りのストーリー以外は、あるNYの人気レストランの、たった一晩のお話。
でも、その狭い空間の、短い時間の中に、色んな要素が詰まってる。
キャリア志向、プライド、仲間意識、家族愛、恋愛、そして大どんでん返し。
あのキッチンの戦争ぶりが懐かしく、飲食業界に戻りたくなってしまった。
馴染みのある世界だけに、ストーリー以外に目が行っちゃうのがちょっと困ったけど笑。
満席の時に、店を抜け出す副シェフとウェイトレスが許せなかったのと(自分が一緒に働いてたらキレる)、「お皿ヒーターに入れないんだね」っていうのだけが引っかかりました。
いきなり人が殺される…。
よくあるマフィアの抗争劇?
と思っていたら…。
え?レストランに来る客と、厨房・フロアーで働く人、オーナーの群像劇?
と思っていたら、
そうくるか。
マフィアとの攻防、店の主権、従業員の生き様、客あしらい、恋のさや当て…
とっ散らかりそうな話題を幾重にも振りまきながらも、
この先何が起こるのだろうと緊張感を持続させる手腕が見事。
基本、映像は店から出ない。
厨房・スタッフの部屋・テーブル・入口・バー、トイレ…。出たとしても、店からちょっと抜け出し、外の空気を吸って、内緒の…。
だのに、映像の角度・人々の表情、光、色…で飽きさせない。
一触即発。ウードの甘いマスク、バーテンダーの洒脱な会話と気配り…。
あっちで、こっちで、あっちも、こっちも…。
リズムがいい。
そしてこれらのエピソードの軸になるルイスの存在が要。
アイエロ氏ならではの、あったかさと危なさ、安定感、洒脱が絶妙。
そして音楽が、臨場感あふれてて、スタイリッシュで、一夜の贅沢なディナーを満喫させていただいた。
それにしても、あんなバーテンダーがいるバーなら通ってみたくなる。
2組のギャング、オーナのテーブル、ひとりで飲む男性客、刑事夫婦、オーナの息子のチーフシェフ、副シェフ、美術家集団。
カメラワークと渋い照明が良くて、テンポも良いために、飽きない。厨房の忙しさのリズムがいいアクセントになっている。
そしたら思わぬ拾い物だった!
素晴らしい群像劇であっという間の99分。
実際に監督が自分の経営するレストランで撮影してるから客席も調理場もリアリティーがあるし、ミュージックビデオなどの映像の仕事をしていたからなのか、作品のテンポも観ていて気持ちいい!
ラストシーンには「やられた!」って思った。