嵐と洪水のなかでめぐりあった無実の罪をせおった終身刑の囚人と、彼に救われた娘をめぐって起るサスペンス・ドラマ。アメリカのサタディ・イヴニング・ポスト誌に連載されたジョンとウォードのホーキンズ兄弟の手による原作を、「乱闘街」のチャールズ・クライトンが監督した。脚色もチャールズ・クライトン。撮影を「美わしのロザリンダ」のクリストファー・チャリス、音楽をアラン・ローソーンがそれぞれ担当している。出演するのは新人アン・ヘイウッド、「掠奪された七人の花嫁」のハワード・キール、シリル・キューサック、ハリー・H・コーベット、ジョン・クロフォード、エディ・バーン、ジョン・フィリップス等。
大洪水(1958)評論(1)
映画「大洪水」(チャールズ・クライトン監督)から。
アメリカ東部の田舎町に起きた、大洪水の災害ストーリーだが、
その中で、あれ?というシーンがありメモをした。
「ゴムボートは男性だけです。」と言うもの。
普通なら「女性やこどもを優先」してボートに乗せて助ける。
男性は、そのあと・・となるのだが、今回ばかりは、逆。
その答えは、しばらくしてわかることになった。
「(ボートは)有刺鉄線で3隻沈んでいます。」
そうか「女性やこども」は、木製の船なんだ、と悟った。
海の真ん中で遭難したのではなく、街中の洪水被害、
いろいろなものが、ゴムボートを引っ掛けて、
穴があく可能性があるということなのだろう。
こんな視点は、本当に体験してなければ気付かないこと。
映画から学ぶことも多いなぁ。