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荒野の用心棒 プロット イタリア 12月25日 1965 台灣上映
続・荒野の七人 プロット アメリカ 04月08日 1967 台灣上映
5匹の用心棒 プロット イタリア 08月05日 1967 台灣上映
真昼の用心棒 プロット イタリア 01月22日 1967 台灣上映
必殺の用心棒 プロット イタリア 04月11日 1969 台灣上映
都会の空の用心棒 プロット 日本 12月07日 1960 台灣上映
続・荒野の用心棒評論(16)
イタリアで作られた西部劇、いわゆるマカロニウエスタン(アメリカではスパゲッティーウエスタンと呼ばれる)の代表作のようです。うん、インパクト大でした。
冒頭のセリフからあれ?何を話しているかわからない?と思ったらイタリア語でした。ウエスタンと名乗ってたから一応英語で話が進んでいくかと思いきや、あまりそういった所は気にしないんですね。アメリカ公開時は字幕?吹き替え??きっと日本で中国歴史物の「キングダム」やったノリなのでしょう。
オープニングの棺桶引いて歩いてるジャンゴの姿からしてインパクトあります。何かカッコいい。ジャンゴさん、イケメンです。でも、あの棺桶中身には笑ってしまいましたが。あれはズルいよなぁ。耳削ぎからの背中撃ちとか、ジャンゴがボコボコにされて手がぐちゃぐちゃになったりとか、そこからの最後の対決とか・・・これは当時観てたらメチャクチャ印象に残ったのではないでしょうか?
言うまでもなくクエンティン・タランティーノ監督の大好物ですね。アメリカに攻めこんだイタリア産西部劇。一時代を築いたのも納得の作品でした。
余談ですが、金はメチャクチャ密度が大きくて重いので、1リットルのペットボトルサイズで約20キロらしいです。あれだけの金を軽々と運んでたジャンゴさんメッチャ力持ち‼️
袋まんま棺桶に入れりゃ良いもんが、一回中身を出すから面倒な作業に、コソコソと金を独り占めする為に棺桶を引き摺る行動が焦ったく、邪魔そうにしか見えない!?
結果、棺桶もろとも大失態を侵し、ラストの拳銃を何度も定位置に、、、そんな滑稽な姿に最初の格好良さが次第に薄れ。
オープニングから流れるあの曲、知ったのはタランティーノ、やはりテンション上がるしスクリーンに映える赤字のロール?など、全体的な格好良さが逸品。
日本の漫画なんかを思い起こす世界観があるようにも?特に"北斗の拳"は"マッドマックス"より、本作からの影響が大!?
元祖マカロニ、S・コルブッチ!!デカいスクリーンで観れた喜び、最高でした。
・主人公のセリフがお前らはメダカの集まりか?とかキザで恰好をつけまくっているのに、機関銃の入った棺桶を引いてたり、盗んできた金を棺桶を詰めるために気づかれないように運ぶ姿とかが全然スマートじゃなくてとても大変そうで面白かった。
・アメリカ軍?がわかりやすくするためだと思うけど、赤いスカーフで統一している姿が何だか間抜けに見えた。顔から被ってる奴とか見えてんのか?と。
・最初、鞭で打たれたりしてたマリアは一体どういう立ち位置だったのかがよくわからなかった。
・機関銃を隠してたのが面白かった。
・突っ込むことではないと思うけど、舞台がアメリカでイタリア語でも構わないんだけども、発音の癖が凄い時があるせいか違和感があった。
・売春宿としている所が物凄く間取りが広くて何故こんな町にこんな立派な建物があるんだろうと思った。
・金を持ち逃げしてすぐ底なし沼に落としたのを急いで取りに行くもダメで追ってきていたメキシコ人にロープで拾い上げられて泥棒にはこうだ!っていう処刑が手を砕くっていう恐ろしい罰を与えられる所に驚いた。そこまで追い込んだらもうどうしようもないじゃないかと思った。(手を粉砕したメキシコ人が地獄で会おうぜ!っていうセリフが何か印象に残った。)その後、すぐにアメリカ軍?に全員射殺されたけどバレバレの隠れ方が面白かった。(でも誰も気づいてなかった。)その後のアメリカ軍の少佐が主人公を追い込んだ際に、5人くらいいてどうやって倒すのかなぁって思ったら結構離れたところで手が使えない中、リボルバーを連射して倒したのが無理あるなぁって思いつつも妙な説得力を画面から感じて、あの主人公ならできるか。と思わせられたのが良かった。
・機関銃を買える状況で何故、政府が持ってないのかが若干不思議だった。
・90分の映画とは思えないボリュームで見ごたえがあった。