フィンランドの首都ヘルシンキにある小さな食堂を舞台に、3人の日本人女性が織りなす穏やかな日常をつづったドラマ。作家・群ようこの同名小説を原作に、長編劇場デビュー作「バーバー吉野」で注目を集めた荻上直子が脚色・監督を務めた。日本人女性サチエはヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という名の小さな食堂をオープンさせるが、客は一向にやって来ない。そんなある日、サチエはひょんなことから日本人旅行客のミドリと知り合い、店を手伝ってもらうことに。やがてサチエの店には、個性豊かな人々が次から次へとやって来るようになり……。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこが3人の日本人女性を演じ、「過去のない男」のマルック・ペルトラが共演。
かもめ食堂評論(20)
人と人が出会い、交わることで少しずつ何かが変わっていく様子が描かれています。
毎日作るおにぎりが少しずつ上達してキレイに握れるようになるように、昨日と今日の違いは分かりにくいけど、1週間後と比べると全然違ってる。
そんな緩やかだけどちょっと微笑ましい映画でした。
「みんな少しずつ良い方向に変わるといいですね」
主人公の雰囲気が
まんま小林聡美さん!
もう本当にフィンランドでかもめ食堂やってそうだし、これはドキュメンタリーで良いと思います(笑)
最初は見向きもされなかった店が
主人公の性格やこだわりで
どんどん人が集まってくるというもの
その人柄が商売をする上で
非現実的だけど、とても魅力的だ
不思議な縁って本当にあるけど
その縁は、その人が呼び起こしているんだなぁと
実感しますね
きっとアナタの近くにいる人は
どこかアナタとシンパシーしていたのかも
しれませんよ?
自分も商売をしていますが
色々な人と出合うのって
本当に不思議な縁だと思います
観ていて、気持ち良かった
ありがとうございました
心穏やかに、焦らずゆっくり過ごす生活の豊かさを感じました。
とりあえず、なんかいい。
空気感や、生き方や、人との関わりや、全てが静かで優しくて凛としていていい。
小林聡美さんを失礼ながら美人な女優さんだと思ったことはなかったのだけれど、
この映画の中の彼女はとても美しい。
真ん中にスーッと一本筋が通った雰囲気が見ていて清々しく
何度もその美しさに目を奪われた。
明日から私も「コピ・ルアック」と唱えてコーヒーを淹れよう