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男たちのかいた絵 プロット 日本 05月11日 1996 台灣上映
愛のかたち プロット イタリア 02月10日 1990 台灣上映
家族のかたち プロット イギリス 07月10日 2004 台灣上映
恋人たちの食卓 プロット 台湾 07月01日 1995 台灣上映
君の膵臓をたべたい プロット 日本 09月01日 2018 台灣上映
かごの中の子供たち プロット フランス 06月01日 1991 台灣上映
いのちの食べかた評論(16)
見るまでは、一般的なドキュメンタリーだと思っていました。
つまり、ナレーションが補足説明してくれて、順序立ててすすむものと。
この映画は、全く違います。
いきなり始まって、いきなり終わります。
ナレーションは一切ありません。
突然の場面転換で分かりづらかったりもします。
たぶん、一切の説明も不要ということなのでしょう。
目を背けていたものをだまって見ろ、
見れば分かるということなんだろうなと。
食の再認識のために観ることをおすすめします。
映画「いのちの食べ方」(ニコラウス・ゲイハルター監督)から。
いつものように暗闇でもメモしよう、と
100円ショップで買った簡易メモ帳を持参したら、
なんと90分近く、台詞はまったくなかった。
ただ淡々と、世界の人々が、家畜を育てては殺し、
魚を養殖しては殺す、そんな作業を黙々とこなす人たち。
命がものとして扱われているのは、知識としては知っていたが、
現実の映像として、目の前に飛び込んでくると、
とてもやるせない気持ちになってしまった。
「いただきます」は「あなたの命いただきます」という意味、
そう教えられたことがあるが、そんな生易しいものではない。
牛が殺されて、皮を剥がされていく工程を知ったら、
本当に「牛肉」を食べる時に、手を合わせたくなった。
こんな多くの動物の命を奪い、それを食べずに捨てる。
今日の一言は、久しぶりに私の独り言である。
中途半端な講演会よりも、この映画の上映会の方が
きっと「食育」につながると思うのは、私だけだろうか。
しかしこのようなドキュメンタリーを撮ったということは肯定的ではないだろう。
労働者の休憩風景まで撮影する意図もわかりずらいし、馬鹿にしてるのかと思う。
もっとスタンスを見せてくれたら良かったと思うが、自分の考えを明かさず問いかけだけしてくる作品。とことん頭にくる。
自分たちも牛、豚とかわらないんじゃないかと