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ビッグ・アメリカン プロット アメリカ 01月01日 1977 台灣上映
ビッグ(1988) プロット アメリカ 07月30日 1988 台灣上映
ビッグ・ウェイブ プロット アメリカ・日本合作 06月02日 1984 台灣上映
ビッグ・ガン プロット イタリア 11月01日 1973 台灣上映
ビッグ・タイム プロット アメリカ 03月17日 1989 台灣上映
ビッグ・ビジネス プロット アメリカ 09月15日 1988 台灣上映
ビッグ・ウェンズデー評論(10)
登場人物の誰1人にも感情移入できなかった。
2度3度みることはないだろう
青春時代がよみがえって懐かしい映画です
最高しかなかった。
学生の頃にも一回見たけど、大人になって、若い頃の日々が戻ってこないことも、人生いろんなことがあることも未来は必ずしも明るく楽しいものじゃないことも、たくさん知ってから見ると感じ方が全く違った。
マットも、ジャックも、リロイも、あのビッグウェンズデーを最後に二度と会うことはないような気がした。
少なくともマットは、もう二度と大波には乗らないような気もした。
想像でしかないけど、青春を共に過ごした3人で乗ったのが最初で最後の最高の波って良くない?
男の人の友情っていいな。ないものねだりなんだろうけど。
ワクサーのお墓の前で3人で語ってたところもすごくよかった。友情に厚いヤツだった、波を譲るようなヤツだった、って。
青春と友情がいっぱいの映画だった。海は良いよマジで。楽しかったな。なんかノスタルジックな気分になったけど、また見たいな。
ああ、この時代、USAはまだ戦争に兵士を送り出していて、”死”というものが、遠くにあるものであり、すぐそばにあるものだったのだなと思う。
いずれ、死ぬかもしれない者たちだから、目をつぶると腹をくくっているのかと思いたくなるほどの、乱キチ騒ぎ。ホームパーティの実態がああいうものだとしたら、親が子どもの動向に目を光らせるのも、”純潔”を大人が叫ぶのも、わかる気がする…。
そんな中でも、一番あばずれに見えた女性が、映画全体を通すと一番格好良い。
そして、だから?アルコールに溺れクズのような有様のマットが、彼女から逃げないところもすごい。
そんな、なんだかんだで、サーフィンだけをやっていればよい年代も過ぎ、そして…という流れを見せてくれる。
途中、マットがクズのようになる理由がわからず、
また他のジャックとリロイが何を考えてあのような暮らしをしたのか語られておらず、
青春群像とみると物足りない。
だが、マットの選択が、妻子を養う責任が背後にあるんだろうなと思うと、自分のことだけ考えていた青年(≒ベアー)から、自分の大切なもののことも考えられるようになった成長に感動してしまう。
サーフィン場面はすごい。
『ガイアシンフォニー第4番』もすごかったけれど、
次から次に押し寄せてくる波。
その波を自在に操るサーファー達。風に乗っているようだ。
だが、後半、ビッグウェーブが来ると、海の表情が一変する。
波にのまれて放り出されるサーフボード。
持ち主から離れて舞い上がったサーフボードに直撃されてけがをするんじゃないかとハラハラする。
それだけじゃない。
遠浅の海しか知らない私には、彼らが波に乗っているその下の海底は岩場であることもあるんだと当たり前のことを思い知らされる。
そして、海流の力。プールと泳ぐのとは違い、動きがままならない。焦れば焦るほど、波の力に巻き込まれる。
普通なら力をに抜けば自然と浮かんでくると、プールでは教えられるけれど、波に身を任せれば、海底の岩場にたたきつけられたり、引き潮で沖に引っ張られたり…。
命がけの所業。
だからこそ、己の力を試してみたくなるのだろう。
でも、自分が輝く場は一つではない。
そんなさわやかな贈り物をもらった気がする。
(東京国際映画祭、野外上映にて鑑賞)
サーフィンを始めた頃から何回も観ているけど、まったく飽きない。