スターダスト・メモリー
プロット
アメリカ
01月15日 1981 台灣上映
ジギー・スターダスト
プロット
イギリス
01月07日 2022 台灣上映
パタリロ! スターダスト計画
プロット
日本
07月10日 1983 台灣上映
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スターダスト評論(20)
個々のエピソードについては北欧の童話やお伽噺でお馴染みのことなのだが全く展開が読めない奇抜さに圧倒されました、凄い映画です。ファンタジーではありますが所謂ディズニーものと違って毒気もありますのでせいぜいジュブナイルから上狙いなのでしょう。
「もののけ姫」の英語版脚本でも有名な原作者のニール・ゲイマンさんはSF・幻想・怪奇・ファンタジー系の文学賞を総なめにした鬼才ですから本作もいろいろな要素満載ですが、なまじプロットを知ると面白さが半減しますので未見の方は予備知識なしでの鑑賞をお勧めします。
本作の変っているのは主役が控えめで脇役が凄いことでしょう。デニーロに加えて往年の大スター、ピーター・オトゥールさんまで出演というのも贅沢ですね、特殊メークのなせるわざとはいえミシェル・ファイファーの化け振りは圧巻でした。
血脈の欺瞞性や老醜への恐怖心などを風刺しつつ貧富、境遇どころか種をも超えた敬愛を賛歌する寓話ならではの世界観がベースなのですが流れ星が妖精という発想は予想外、まして王位の宝石が引き寄せられたのも謎のまま、ファンタジーに寄せたかと思えば雷蓄電池を動力源にするスカイシップなどSF要素も登場。女装趣味の海賊キャプテン・シェークスピアは映画での脚色ですがデニーロさん向けに考えたのでしょう、二人が夜空に輝くラストも脚色、浪漫の王道ですね。そうかとおもえば王族の血が青いのはダジャレでしょう、「タイタニック」の名シーンのパクリやユニコーンと山羊の頭突き合いなど細かい遊びを散りばめる監督のサービス精神には脱帽です。
ロバート・デニーロとミシェル・ファイファーが、こういう作品に出てた事が驚き。
二人とも活き活きしていて、それだけ気持ちの伝わる作品。
監督はマシュー・ボーン。スナッチとかの監督でイギリス人。どうやら中心人物はプロデューサー兼原作のニール・ゲイマンなようでもののけ姫の英語版脚本を手がけたそうだ。なるほど、宮崎の影響を受けたのは間違いない。
物語はウォールというイギリスの片田舎のどこにでもいるさえない青年、トリスタンと星の生まれ変わり、イヴェインの出会いと冒険で芽生える愛とまるっきりチンプな設定。
それにしても主役のこの二人の可愛くないこと。特にイヴェイン役のクレア・デインズなる女優、どうひいき目に見てもきれいじゃない。連想するのはスパイダーマンのキルティン・ダンストだ。アジア人には理解できない美しさがあるのでしょうか。なんかきれいな金髪の髪の毛だけで選ばれたような気がするんですけど。男のトリスタン役のチャーリー・コックスも微妙。たった1週間でだめ男が一挙に成長するのはちょっと無理め。
救いは助演陣で魔女役のミシェル・ファイファーがヘアスプレーに続き悪女を好演。でもなんと言ってもロバート・デ・ニーロの空飛ぶ海賊船の船長がキャラ的に突出。デ・ニーロほどの大物なら普通断るくらいの役。昔から自分を殺し、役になり切るので知られるデ・ニーロならでは。全部自分の土俵に持っていくしか芸のないキ○○クあたりとは格が違うなぁ。
ネタバレになるので多くは書けないのが残念ですが、女装ありです。
すれすれB級ファンタジー。前半の冗長さはがまん。けっこうファンタジー好きとしては楽しめました。
ユーモアもかなり取り込んでるし。で気になったのが登場するゴースト。おとぎの国の王様の子供達で、死んだ姿のままゴーストとして登場するのがハリー・ポッターに酷似してる。ハリー・ポッターではホグワーツに住む、死んだ騎士で殺されたままの姿で出てくる。
ハリー・ポッターだってたくさんの先人のすばらしいファタジー作品を元にしてたりするのでそれだけを非難はできないのですがちょっとパクリ過ぎですか。
なんといっても設定が面白さを引き立てた。
終わり方も納得がいく。私はいい作品だと思った。
それなりに見所もあり楽しめる映画でした。
ただみなさん書かれてみえるように、主役2人の
魅力が伝わってこないのが残念。
これは脚本というよりはキャスティングミスでしょうか。
空飛ぶ海賊船、王位継承の印となる宝石など
アイテムが宮崎アニメのラピュタに似通った点は
あるものの、到底比べものにもなりません。
映画を観ているときにはそこそこ楽しめるけど、
あとには何も残らないといった印象の映画でした。