ラスト・アウトロー
プロット
アメリカ
01月28日 1995 台灣上映
キャリー(1976)
プロット
アメリカ
03月05日 1977 台灣上映
ウィークエンド(1976)
プロット
カナダ
01月15日 1977 台灣上映
カニバル(1976)
プロット
イタリア
07月23日 1977 台灣上映
スキャンダル(1976)
プロット
イタリア
06月11日 1977 台灣上映
バニシング(1976)
プロット
イタリア
06月11日 1977 台灣上映
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アウトロー(1976)評論(5)
ストーリー: 80
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
家族を殺された男のただの復讐劇ではなく、その男の人生の区切りと再生を描いた作品。家族を失い感情も荒れてちょっと近寄りがたい雰囲気を持ったイーストウッド。次々に登場してくる人々との出会いが彼の生き様を形作っていく。それぞれの人が持つ背景と共に入り組んでいく人間関係が複雑な物語となって一つの作品となる。
西部劇だが銃撃戦の場面はそれほどたいしたことはない。とにかく敵がいくら撃ってもイーストウッドには弾が当たらない。でも仲間の素人の撃つ弾はどんどん敵に当たる。ドンパチよりもイーストウッドをはじめとするそれぞれの人々の背負う傷や、それでも生き抜こうとする気持ちを堪能した。
でもちょっと雰囲気には厳しくて重い部分もある。いつまでも追いかけてくる敵に警戒しながら逃避行をして、荒野に野宿し襲い来る敵を殺していく修羅な生活が続くのは厳しい。見ているだけでこちらも疲れる。それだけに最後はうまくまとめたと思う。
途中から早撃ちだってことがわかってくるが、農夫だったのだから銃の訓練シーンをもっと取り入れるとかしないと、イーストウッドだから早撃ちなんだという先入観に頼ってしまう。もっともアメリカ建国200年記念の大作だったので、お祭り的な歴史映画だと捉えれば何の文句も出てこない。
その南北戦争のどさくさに妻子を殺されてしまう主人公イーストウッド。子役は実息カイルではないか。センチメンタルアドベンチャー以外も出てたんだ。
この復讐譚、面白そうと思ったら、瞬速で南北戦争は終結、お尋ね者となったイーストウッドは妙な仲間たちを加えつつ旅を続ける。
おーい!復讐譚は何処に行っちまった?これではロードムービーじゃないか!
しかしこれがこれでなかなか面白い。やっぱりイーストウッドが銃をぶっぱなすシーンは最高だ。
セクシー担当ソンドラ・ロックも期待通り(笑)
吐きまくる唾、ジジイと先住民娘の行為が品を下げてしまったことが残念でもあり、面白くもあった。
年寄りとか女子供とか仲間になる人は皆弱い奴ばっかりだけど、ウェールズがその人たちを嫌がらず仲間にしていくところがいい。最初は一人だったのに、後半になると人も増えるし馬や牛も増える。少しドラクエとかそんな仲間が増える感じがいい。
ウェールズはそういえば元はと言えば農民みたいな仕事をしていたのだから庶民に何の恨みもないから当たり前なのかもしれないけど。
まあとにかくハッピーエンドで最後は終わるからよかったです。それにみんなが牧場について新しい生活を始めんとするところとか。むらにはほとんど誰も居なくてこれからどうやって食っていくのだろう?とその辺も気になりましたがそれはなく終わってしまいました。
南北戦争末期、北軍のゲリラが罪もない婦女子を虐殺、彼らの方が正真正銘の卑劣な犯罪者だろう。主人公のジョジーウェールズ(クリント・イーストウッド)のことをアウトローと言うがそもそも法など有名無実、当時の法は銃という暴力であったことは間違いない、しかも時を経た現代でもその法は脈々とアメリカ社会の中で生きていよう。
家族を目の前で惨殺されれば復讐の鬼と化すのに理屈は要らない、クリントならすぐにでも決着をつけると思いきや追われる身とは情けない。道中、虐げられている同類を救って逃避行は続くばかり。
原作者のフォレスト・カーターはチェロキーの血を引いているからだろう、劇中でもネイティブ・アメリカンが重要な役割を演じている。
主人公が先住民を不憫に思うのは侵略者としての良心の呵責もあるのだろうか。南北戦争は黒人奴隷解放が争点の一つだったが南部ではチェロキーも白人の真似をして黒人奴隷を虐待していた事実は語られない。リンカーンもまたネイティブに対しては冷酷だったというからどっちもどっちだろう。アメリカに限らず人間の歴史は一皮むけば暗黒史なのだろう。
北部の象徴のような牧場主の夫人一家も交えてイーストウッドの仲間たちは軋轢を超えて一つになる、これこそがイーストウッドが言いたかったテーマなのかもしれない。
最後になってやっと仇の方からお出ましだが弱者が連帯して見事仇討達成、追っ手も手を引く幕切れだが、クリントも無傷ではない、生き延びたのか、皆のもとに帰ったのか、はたまた放浪を続けたのかは語られない・・。
脱線ネタだが、クリント・イーストウッド監督5本目だが途中まではフィリップ・カウフマンが監督だったがローラ役のソンドラ・ロックを巡って対立、カウフマンが途中降板となり訴訟騒ぎ、クリント側は6万弗の罰金となった、全米監督組合は「映画の撮影開始後に、監督を降板・交替させる事は禁止」と言うルールを明文化、本作にちなんで「イーストウッド・ルール」と呼ばれているそうだ。ソンドラ・ロックとの関係は12年間続いたようだが結婚に至らず慰謝料訴訟を起こされている。美談が好きな割には妻2人、愛人6人、子供7人、孫2人と私生活はハチャメチャだ。まあ、作品と下半身の人格は関係が無いのだろう。