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茄子 アンダルシアの夏評論(14)
ストーリー: 90
キャスト: 85
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 65
2つの物語が描かれる。一つはプロの自転車レーサーとしての主人公ベネンヘリ。成績が今ひとつぱっとせずチームが彼をクビにしようとしていることがわかり、なんとしてもこの地元のレースで結果を出したい。自転車レースとは空気抵抗を使用したり体力を使ったりあるいは温存したりチームメイトが囮になって陽動をしたりしながら、いろんな戦術があってみんな仕掛けどころを探りながら走っているのだというのがわかり、自転車レースを知らないものにまでレースの緊迫感が伝わる。そして最後まで協賛社に気を使い自分を宣伝するのも忘れない。
もう一つは地元出身としてのベネンヘリ。地元を走る英雄である傍ら、本人は地元には複雑な思いが巡る。自転車レーサーへの道を歩み始めたのもここアンダルシア。だがここでまた兄と一人の女を巡って争奪戦をして結局女は兄を選び、しかも今日地元で結婚式を挙げるのだ。地元に帰って人々の応援を受けてはいても、実は思い通りの理想型にはならなかった地元での人生にけりをつけなければならない日でもある。
物語は原作に忠実で、その良さをそのまま出せている。原作者の黒田硫黄はまだ無名といっていい存在だが、この「茄子」のシリーズはベネンヘリ以外の話もかなり面白く彼の才能を感じる。有名とは言えない黒田硫黄をしっかりと見出してアニメ化にしてくれた宮崎監督に感謝である。
また大泉洋と小池栄子の声優も意外と良かった。
最初の感想…なんで今までみんかったんや!!!!!!!!!!
ってくらいよかった。
びっくりするくらい短いのに、
その短い中にぎゅっとレースの魅力がつまってる。
色んな意味で潔い!って感想。
声優陣もとってもよくて
大泉さん演じるペペがすごいよかった~♡
酷評おおいけど
絵のタッチも
レースの迫力も
人間模様も
とってもツボな作品でした。
続編も見よう。
アンダルシア地方の風景と、ラスト100メートルの描かれ方が気に入った。
特別なレースでもあり、長いレースの1日でもあり。
エンディングの歌がナイス。
同じく大泉洋の水曜どうでしょう列島対決を思い出す。
なんか、得した気分になる作品。