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レオン 完全版評論(20)
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
疑似親子のような関係性から、愛し合う男女へ―。
中年の殺し屋と家族を皆殺しにされた少女が織り成すドラマを、ハードボイルド・テイストで描いた、リュック・ベッソンがいちばん輝いていた頃に放った傑作。
ふたりが愛を囁き交わすシーンは、なんだかカラダがゾクゾクして、直視出来ないような背徳感が漂っていました…。
劇場公開版では、親子愛と解釈出来る描写になるよう編集された…。それは不本意な形だったそうで、これが本来の姿。
ロリコンとひと括りにしてしまうと、誤った判断を下してしまうかも…。確かに過激だけど、そこには美しさが…。
訓練や仕事を通して、ふたりは距離を縮めました。互いが互いを大切な拠として、生き甲斐となっていきました…。
マチルダの幼さ故の純粋な想い。レオンの不器用な想い。もしかすると破局は規定事項だったのかもなと思いました。
マチルダを逃がす際のレオンの告白が胸に迫って来ました。最後の最後キスするかな? ―やっぱりしませんでした。
レオンがスタンスフィールドに撃たれる瞬間を、レオンの目線と一瞬の光の明滅で表現したみたいに、光を効果的に使用したシーンが多くて、印象に残りました。芸術的だし、めちゃくちゃ映画的。スタイリッシュな映像美に引き込まれました…。
【余談】
ゲイリー・オールドマンは悪役に限る!
圧倒されました。
pg12が付いているとどうしても身構えてしまう。
怖いシーンが無いのかなぁと。
家族を殺されてしまった女の子。
家族は父が麻薬をくすねた為、麻薬取締にやられる。
ジャンレノも麻薬取締に指示を受けて殺す殺し屋だが、女の子を助けてしまったことにより、女の子の味方をし始める。
女の子はジャンレノから殺し屋の極意を教わる。
女の子は麻薬取締に復讐をするためにオフィスに突撃するも、捕まってしまい、ジャンレノが助ける。
しかし身代わりに死んでしまう。
感動する。泣くまでには至らずだったけど。
前から観たかった作品でリバイバル上映していたので映画館へ急ぎました。
だいぶ期待していて肩透かし喰らうかな、みたいなことも考えていたけどその期待も上回るまさに「永遠の名作」でした。
アクションと純愛を両立させたスケールは小さいのだけど自分の足の様にとても太い脚本でした。