出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭する馬締は、ある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが……。馬締役で松田龍平、香具矢役で宮崎あおいが出演。監督は「川の底からこんにちは」「ハラがコレなんで」の俊英・石井裕也。第86回アカデミー外国語映画賞の日本代表作品に選出。第37回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか6冠に輝いた。初公開から10周年となる2024年の3月に、35ミリフィルム上映を含む期間限定リバイバル上映。
舟を編む評論(20)
まともにものをしゃべれない朴訥な馬締役を松田龍平は好演していたね。特に告白出来ない香具矢とのからみは面白かったし、どうして香具矢が馬締を相手にするのか不思議だったな。馬締は意外に回りに影響力を 持っていたね。それにしても辞書編集はしんどい仕事だ。
そこにちょっと恋愛モードも入りつつ。
マジメくんの寡黙さと表に出ない情熱が出ないけど伝わってくる。そんな演技ができるってすごいなーと思いながら見ていた。
良い感じで映画化されていました(どちらが先とか元が何かなどわかりませんが…)
俳優さんも配役も良かったです
私にとっては好きな俳優さん気になる俳優さんばかりでした。
小林薫さん 加藤剛さん
八千草薫さん だけでなく
どなたもとにかく映像に馴染んでいて染みる映画でした。
辞書づくりなんて地味な話っぽいけれど
とても上手く描かれていて興味深かったし、面白かったし、胸にグッとくるシーンもたくさんあって 良い映画でした。
さすがNHK(録画視聴です)
以前に比べれば使用することが少なくなった辞書を作るという作業、こうやって改め見ると大変だな、と思う一方、言葉を定義するという行為はとても興味深いな、と思いました。
映画で語られ描かれている内容は必ずしも辞書作りのみに限定されるものではなく、物作りをするときの普遍的なものが描かれていると感じました。
馬締さんのように、真面目にコツコツできるってなかなか難しいですよね。あんな風になりたいな、なれないだろうな、と思いつつも、あんなふうに頑張る人を応援できる人になりたいですね。
やっぱり宮崎あおい、可愛いですね。