美保純

静岡県静岡市出身。上京し広告代理店でアルバイトしている頃にスカウトされ、にっかつロマンポルノ「制服・処女のいたみ」（81）の主演で女優デビュー。翌82年の「ピンクのカーテン」は若者からの絶大な支持を得てシリーズ化され、一連の作品でブルーリボン新人賞や日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。映画に出演する一方で、週刊誌のグラビアなどでも人気を集め、TVドラマやバラエティ番組でも活躍する。映画「男はつらいよ」シリーズ33作目「夜霧にむせぶ寅次郎」（84）から39作目の「寅次郎物語」（87）にタコ社長の娘あけみ役で出演し、85年には「男はつらいよ　柴又より愛をこめて」と「キネマの天地」で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。その後も、TVドラマ「北の国から」シリーズ（87～98）や「菊次郎とさき」（03～05）、「クライマーズ・ハイ」（05）などで活躍。近年の出演作に、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」（13）や映画「捨てがたき人々」（14）など。情報番組「5時に夢中！」のコメンテーターとしても人気を集める。