バート・レイノルズ

米フロリダ州立大学時代、アメリカンフットボールの選手として活躍したが、ケガが原因で演劇に転向。1958年にTVドラマに初出演し、61年の「奇蹟の天使」（日本劇場未公開）で映画デビューする。TVシリーズ「ガンスモーク」（62～65）で注目を浴び、72年コスモポリタン誌でフルヌードを披露したことでタフガイなセックスシンボルとして人気を博す。以降、映画「脱出」（72）や「ロンゲスト・ヤード」（74）、「トランザム7000」（77）などでアクションスターとして活躍し、76年には「ゲイター」で監督業にも進出。70年代後半～80年代前半のハリウッドを代表する人気スターとなった。その後低迷期を経て、TVシリーズ「シャドー・コップ」（89～90）で復活し、ポルノ業界を舞台にした人間ドラマ「ブギーナイツ」（97）でゴールデングローブ賞助演男優賞などを受賞、第70回アカデミー助演男優賞にもノミネートされた。クエンティン・タランティーノ監督作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド（原題）」に出演予定だったが、撮影前の18年9月に心不全のため82歳で死去した。